富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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種籾の催芽

2014年4月8日 10:10 AM

おはようございます!
良いお天気が続いている富山県黒部市の、
米専業農家・濱田ファームの嫁の濱田律子です!

実は今日は、
以下の育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程の中でも、
一番の山場である7:播種(はしゅ=種まき)です!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

そんなわけで、
すごーく忙しいです!
普段優しそうに見られる(注:あくまでも見られるというだけで実際がそうだとは一言も言っておりません!)ともまるも、
心なしか顔つきがキリリと引き締まっています。
ひきつっているだけとも言えます(笑)。

お手伝いの人もたくさん来てもらっているので、
おやつ隊長でもある私は、
昨日からおやつを買いこんで準備バッチリ。
大きなアクシデントなく終わりますようにと祈っております。

実際の作業とこのブログとがリンクできていませんが、
今日は、
播種の少し前の5:催芽(さいが)の様子をお伝えします!

上の写真の機械が、
水温を一定に保ってくれる催芽機という農機具。

この桶の水の中に種籾をつけて、
芽を揃える作業の事を、
催芽と呼びます。

こんな風に、
催芽に適した温水がくるくると循環して
水温が下がったり上がったりしないよう、
一定の温度に保ってくれます。

催芽は、
温度管理がとにかく大事なんだとか。

コシヒカリは、
実は芽が出づらい品種なんだそうです。
だから、
ここでしっかりと芽を揃える事が重要です!

こんな風に、
ぷっくりと種が膨らんで、
芽が1mm程度に揃ったらOK!

それにしても毎年の事ながら、
硬い硬い殻に覆われた籾(もみ)から、
こうしてちゃんと白い芽が出てくるのはスゴイ!
と単純に感動してしまいます。
生命の神秘ですねぇ~。

さぁ、次は、
6:風乾の行程ですよ★

ビニールハウスの準備、仕上げ。

2014年4月7日 11:03 AM

おはようございます!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

寒い週末でしたが、
今日は良いお天気になりました!
今週はいよいよ、
春作業の山場でもある播(はしゅ=種まき)も始まるので、
気をさらに引き締めて乗り切りたいと思います!!

ビニールハウスの準備も大詰め、
トラクターで均平にしたら、
今度は細かいところを手直し。

トラクターを寄せきれないハウスのキワの部分は、
いろいろ道具を屈指して手作業です。

何だかこれこそが、
農家の正しい道具という感じですが、
機械化が進んでいる(というかそうでないとやってられない)米作りでは、
ほとんど使う事がなかったりします。

ところでお気づきでしょうか?

作業をしているこちらの若い(18歳!!)、
ピチピチ(何だかいやらしい言い方・・・?)男の子!!

この日だけお手伝いに来てもらった、
知り合いの子なんですが、
もー、
その若さあふれるオーラに、
私はクラクラしちゃいましたよ(笑)。

もっとアップで撮りたいところだったんですが、
恥ずかしくて近づけませんでした(爆)。

あっ、
普段使っているカメラはズームレンズじゃないんです。
失敗した―、
この時はコンデジにしておけばよかったわ―、
と今さらながらに後悔(笑)。

まー、
とにかく良い子で、
若くて力持ちでエネルギーあふれまくっているので、
疲れ知らずでバリバリ作業をしてもらっちゃいました。
助かりました。

あっ、
ともまるの作業の様子も一応、
のせておきます。
って、
ぞんざいな扱いですね・・・・(^_^;)

ともかく、
強力な助っ人のおかげで、
ビニールハウスの準備は完了!

自動潅水(かんすい=水やり)の為のホースも設置して、
後は苗が運ばれて来るのを待つだけとなりました!

北アルプスの雪解け水が、
コンコンと湧き出てくる自噴水の井戸も、
きれいにお掃除。

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)期間中、
毎日お世話になる井戸です。
ミネラルたっぷりの自噴水で、
苗を育てますよ~。

保育園がお休みだった娘も一緒に、
おやつタイム。

おばちゃんの私は、
根ほり葉ほり、
やれ彼女はいるのかとか、
若者はどこで遊ぶのかとか、
ラインはどうなんだとか、
普段なかなか若者に接するチャンスがないので、
ここぞとばかりに聞きまくり。

とっても勉強になりました。

娘はそのうち、
お花つみに夢中になっていました。

花っていっても、
その辺に咲いている、
小さな小さな雑草の花なんですけどね。

って思う事自体がもう、
大人はダメだなぁ・・・。

子どもの目には、
道端に咲くどんなに小さな花でも、
キレイに見えるんだろうな。

その目を、
耳を口を肌を、
そして心を、
いつまでも持っていて欲しいなと思いました。

ビニールハウスの準備、続き。

2014年4月5日 4:45 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

寒い寒い土曜日となりました・・・。
雪もちらつきました・・・。
4月だというのに・・・。
日曜日はもっと寒いようです・・・。

・・・、
ばかりだと、でも、
ダメですね!
せめてお花見(今年は行けるか?!)の事を考えて、
ウキウキ気分でいきたいと思います!

さてさて、
育苗作業ばかりをお伝えしていますが、
育苗になくてはならないビニールハウスの準備も、
同時進行です!

ちょっと前まで草ボーボーだったハウスの中ですが、
見違えるほどキレイになりました!

それでもまだ、
ハウスの中の土がボコボコで均平ではないので、
トラクターで起こしちゃいますよ~。

広いハウスの中も、
トラクターで一気に起こせば、
土の表面がだいたい平らになっていきます。

均平にする事で、
苗箱(なえばこ=苗を育てる長方形の箱)を置いても傾く事無く、
均等に水を与える事ができます。

まだもうちょっと、
ビニールハウスの準備があるので、
その様子はまた改めて★

種籾の浸種

2014年4月4日 2:55 PM

冷たい雨が降る黒部から、
こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

ずっとお伝えしている育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)シリーズですが、
まだ!
まだまだ!!
まだまだまだ(笑)!!!
続きますよ~。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
4:浸種(しんしゅ)。

種を水に浸して、
種籾にしっかり吸水させる作業。
これにより、
発芽のための生理活性がそろうんだとか。

毎朝5時前には起きているともまる。

朝一番の仕事は、
浸種している桶の水を変える事。

北アルプスから上ってくる太陽、
キレイですね~。
日によって季節によって、
様々な日の出を見る事ができるのも、
楽しみの1つです。

自然を、
目で耳で肌で、
五感が全てで感じられるのも、
農業の魅力かもしれませんね。

水は、
自噴している井戸水からくみ上げます。

この辺りは、
いたる所から水がコンコンと湧き出てくる水の豊富なエリア。
北アルプスからの雪解け水が、
黒部川扇状地の地下を巡り巡って、
ちょうどこの辺りで湧いてくるんです。

濱田ファームでは、
ビニールハウスの脇に1つ、
そして作業所内に2つ、
井戸を備えています。

水の恵みに感謝ですね♪

濱田ファームのお米は、
育苗期間中は全て!
このミネラルたっぷりの自噴水を使っています!!

浸種で使う水はもちろん、
苗に与える水も、
ぜ~んぶ自噴水!!

自噴水は、
冬でも夏でも水温はだいたい13℃くらい。

1週間くらい水に浸して、
毎日水を交換します。
積算温度(水温×日数)が100℃くらいになったら次の、
5:催芽の行程です。

種籾の農薬による消毒

2014年4月3日 3:22 PM

今日も穏やかな春らしい1日・・・、
でしたが、
夕方からは天気が崩れて、
寒い雨の降る週末になりそうです・・・。

桜の見頃は、
まだもう少し先になりそうな黒部です。

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

ここ数日ずっとお伝えしている、
以下の行程の育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用・農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
3:消毒ですが、
昨日は農薬を使わずに、
温湯を使った消毒の様子をお伝えしました。

そして今日は、
農薬による消毒です。

毎回この写真をアップする事をためらってしまうんですが、
やっぱり毒々しい印象はぬぐえないかと・・・。

どんなに農薬が安全とされていても、
農家が農薬の使用について、
使用回数や写真を公開したくないという気持ちもわかるような気がします。

濱田ファームでは、
なるべく農薬を使わずにお米を作りたいと考えているので、
直売するお米についてはこの、
農薬による消毒は行っていません。

ただし、
販売用の苗(兼業農家さん達に育てた苗を販売しています)や、
農協に出荷するお米については、
農協さんの指導に従っています。

きちんと基準を守って使用する分には、
農薬は安全とされていますし、
私もそうだと思っています★

この議論については、
このブログ場で善悪を問う事にあまり意味はないと思うので、
どうぞ皆さま、
さらっと流して下さいね(^_-)-☆

明日は、
4:浸種の様子をアップしまーす!