富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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これはもしや、モヤシ・・・?

2014年4月15日 11:50 AM

朝晩はまだまだ寒い黒部ですが、
今日の日中は何と!
20℃くらいまで上がるとか!!
春ですね~♪

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

今日も天気は絶好調、
さらには満月と、
気持ちの良い一日になりそうです。

さて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)も、
順調に進んでいます!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
9:出芽(しゅつが)です!
出芽は、
芽が少し出た状態にまで持ってくる事。

専用の出芽機を使う農家さんも多いようですが、
我が家はビニールハウスの中で、
じっくりゆっくり出芽させています。

閉め切ったビニールハウスの中は、
超高温多湿状態。

ご覧の通り、
カメラのレンズが曇りまくります。

というわけで、
ここからは臨場感あふれる写真です!
この臨場感あふれるという言い回し、
便利だわ~(笑)。
どんな状態の写真でも使えそう(笑)。

閉め切ったハウスの中は、
40℃以上に気温が上がっていますが、
この銀色のシートに包んでおくと、
シートの中は30℃までに抑えられます。

ちょうど、
芽が出てくるのに良い温度。

どれどれ、
どれくらい芽が出たかな。
と、
毎日チェックする事5日間。

こ、
これはもしや、モヤシ・・・?
と、
今日のタイトルにようやくもってこれたわけですが、
ダジャレではありません!

このモヤシのようなひょろひょろな白い物体が、
籾(もみ)から出てきた芽であります!

さぁ、
これくらい芽が出てればいいかな。
明日はいよいよ、
10:苗並べです!

EZARAI 2014

2014年4月14日 11:01 AM

おはようございます!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

今週も良いお天気が続きそうな黒部です。
忙しさを極めている春作業もはかどりそう♪
今週もガンバリマス!

さて昨日日曜日は、
地域のEZARAIがありました!

えっ、
なんのこっちゃわからない・・・?!

えっと、
ひらがなで書くと「えざらい」とか「いざらい」、
漢字で書くと「江ざらい」とか「井ざらい」と、
地域によって呼び方・書き方が異なるようです。

なので、
ケンカにならないよう(?)ローマ字で、
EZARAIと書いてみました♪
しかーも、
西暦の2014を添えて♪♪

EZARAIは、
毎年春先に行われる用水のお掃除の事。

ひと冬の間でたまったゴミや泥を、
春からの米作りに備えて、
鍬(くわ)などできれいに取り除いていきます。

縦横無尽に整備された用水のEARAIは、
地域全員で協力する大事な作業です。
これで今年も、
気持ち良く米作りができるかな。

EZARAIの後の休憩では、
主に70歳代の地域の農家さん達との、
大事な情報交換の場でもあったりします。

受け答えには、
はー、
ひー、
ふー、
へー、
ほー、
と、
は行の五段活用が有効です。

ここで生まれ育ったともまるでさえよくわからない、
難解な富山弁も飛び交うとか・・・。
わ、
私には無理だな・・・。

EZARAIをしていると、
田んぼの生き物にもたくさん遭遇します。
虫好きにはたまらないでしょうが、
虫が苦手な私にもたまりません(^_^;)

これは、
ヤゴでしょうか。
トンボだったら大丈夫なんだけど、
どうして虫の幼虫ってグロテスクな物が多いんでしょう・・・。

ホタルの幼虫なんてもー、
恐ろしくてとても凝視できません・・・。
気になる方はどうぞ、
ネットでご確認くださいませー。

大阪からお客様!

2014年4月13日 3:33 PM

桜の見ごろを迎えた黒部では、
今週末、お花見を楽しまれているご家族が多いみたいですねぇ~。

我が家はもちろん今日も仕事で、
娘も休日保育にウキウキ(子どもが少ないので先生を独占できるとか♪)と出かけていきましたが、
仕事も保育園もちょっと早目に切り上げて、
今から桜の名所にお出かけしようかと思っています。

そんな中、
遠方からお客様がいらっしゃいました!
何と大阪から!!

ここ数年ずっとお米を発送でお届けしているカサイ様、
実は前にも富山市のイベントに突然来ていただいた事があるので(→その時のイベントはこちら)、
これが2回目です♪

縁もゆかりもない富山へちょこちょこ来られる理由は、
何とうちの近所のカレー屋さんがお目当てだとか・・・(笑)。
大阪からわざわざカレー屋さん。
ステキです!

この日もカレー屋さんでのランチの後、
ふらっと立ち寄っていただきました。

皆さまご存知の通り(?)、
濱田ファームの直売所は営業日や営業時間がなく、
農作業の合間にOPENしています。

この日は、
朝からずっと出たり入ったりだったんですが、
本当にタイミングがバッチリあっての再会となりました!

私たちもしかしたら、
ものすごーく相性がいいのかもしれませんね♡

カサイ様、
次回はぜひ、
東京のマルシェへの突撃をお待ちしておりますよ~(笑)。

苗、ビニールハウスへ!

2014年4月12日 3:15 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

どうやら、
桜が見頃を迎えているらしい黒部です。
私も、
運転する車の中からチラチラとは見ているんですが、
なかなか腰を落ち着けてのんびりとはいきません。

今年も去年も来年も、
桜の時期は絶賛農繁期中の米農家です!

というのも、
5月中旬から始まる田植えに向けて、
ビニールハウスでは育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)、
田んぼではトラクター作業が、
毎日休みなしで続いているからです。

今日は、
以下の育苗作業、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
8:ハウスへの苗出しの様子。

作業所で種まきをした苗箱を、
ちょっと離れたビニールハウスへ搬入します。

積み重ねた苗箱を移動させるのは、
もちろんフォークリフト!
なんですが、

ハウスの中まで入って行ってしまうと、
せっかく均平にしたのに台無しになってしまうので、
こんな単管で作ったレールを伸ばして、

特製・自家製・お手製の、
トロッコで、

ハウスの中へ、

一気に搬入しちゃいます!

いいでしょこのアイデア♪

といっても、
共感してくれるのは農家さんだけか・・・(笑)。

そして、
ビニールハウスの中で9:出芽(しゅつが)させます。
その様子は、
また週明けくらいにでも~。

皆さまどうぞ、
良い週末をお過ごしくださいませ~。

種まきーっ!

2014年4月10日 10:42 AM

おはようございます!
4月も中旬に入り、
田植えまであと1カ月となりました!!

これからますます田植え準備で忙しくなってきますが、
田植えが終わるまで気を抜かず、
1つ1つの作業を丁寧にしっかりと進めていきたいと思います!

申し遅れました、
わたくし富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。
今年42歳です♪
うふふ♪♪♪

※疲れているだけなので気にしないでください。

さぁ、今日は、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
7:播種(はしゅ=種まき)ですよ~!

上の写真が種まきの全貌なんですが、
おわかりいただけますでしょうか?
けっこうな広い場所とたくさんの人手が必要な作業です。

種まきという響きがあまりにもかわいらしくて、
ともすれば牧歌的なイメージになりがちですが、
実際は作業所の中で誰の目にも触れずただ黙々とこなす、
地道な作業だったりします。

田植えが華々しく一般にとても認知されている作業のわりに、
この大事な大事な播種は、
あまり知られていない地味な作業かもしれませんね。

これが、
種まき専用のマシーン、
播種機(はしゅき)と呼ばれる農機具です。

専用と書くとかっこいのですが、
単に播種しかできない機械です(笑)。
でも、
これがないと種まきができません!

ベルトコンベア状になっていて、
セットされた苗箱に土を入れ種を巻き水をかけてくれる、
自動種まき装置です。

それでは次の写真から、
その種まきの様子を詳しく見ていく事にしましょう!

まずは、
苗箱(なえばこ=苗を育てる長方形の箱)をセットしていきます。

この2人、
1人はともパパなのですが、
もう1人はともパパの同級生。

同級生同士、
楽しそうにのんびりと作業してました。

まずは、
苗箱1枚1枚に白い紙を敷いていきます。

あっ、
苗箱は1枚2枚と数えます。
日本語は難しいですね。
でもこれは、
試験には出ませんのでご安心ください・・・(笑)。

その苗箱を、
播種機にセットしていきます。
とーっても単調な作業です。

世の中には、
苗箱を播種機に自動でセットしてくれる機械もあります。
さすが機械化が進んでいる米の世界!

次に土。
フレコンにたんまりと入った土を、
一定の量だけきちんと量って苗箱に入れてくれます。

さらに水。
これも決まった量。

そして種籾(たねもみ)。

最後にもう一度土をかけたら、
種まき完了!

1枚づつ苗箱をパレットに移動させます。

これをひたすら繰り返して、
この日は1100枚の苗箱に種まきをしました!

種まきが終わったらそのまま、
8:ハウスへの苗出しとなりますが、
その様子はまた明日!