富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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ビニールハウスの準備、続き。

2014年4月5日 4:45 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

寒い寒い土曜日となりました・・・。
雪もちらつきました・・・。
4月だというのに・・・。
日曜日はもっと寒いようです・・・。

・・・、
ばかりだと、でも、
ダメですね!
せめてお花見(今年は行けるか?!)の事を考えて、
ウキウキ気分でいきたいと思います!

さてさて、
育苗作業ばかりをお伝えしていますが、
育苗になくてはならないビニールハウスの準備も、
同時進行です!

ちょっと前まで草ボーボーだったハウスの中ですが、
見違えるほどキレイになりました!

それでもまだ、
ハウスの中の土がボコボコで均平ではないので、
トラクターで起こしちゃいますよ~。

広いハウスの中も、
トラクターで一気に起こせば、
土の表面がだいたい平らになっていきます。

均平にする事で、
苗箱(なえばこ=苗を育てる長方形の箱)を置いても傾く事無く、
均等に水を与える事ができます。

まだもうちょっと、
ビニールハウスの準備があるので、
その様子はまた改めて★

種籾の浸種

2014年4月4日 2:55 PM

冷たい雨が降る黒部から、
こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

ずっとお伝えしている育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)シリーズですが、
まだ!
まだまだ!!
まだまだまだ(笑)!!!
続きますよ~。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
4:浸種(しんしゅ)。

種を水に浸して、
種籾にしっかり吸水させる作業。
これにより、
発芽のための生理活性がそろうんだとか。

毎朝5時前には起きているともまる。

朝一番の仕事は、
浸種している桶の水を変える事。

北アルプスから上ってくる太陽、
キレイですね~。
日によって季節によって、
様々な日の出を見る事ができるのも、
楽しみの1つです。

自然を、
目で耳で肌で、
五感が全てで感じられるのも、
農業の魅力かもしれませんね。

水は、
自噴している井戸水からくみ上げます。

この辺りは、
いたる所から水がコンコンと湧き出てくる水の豊富なエリア。
北アルプスからの雪解け水が、
黒部川扇状地の地下を巡り巡って、
ちょうどこの辺りで湧いてくるんです。

濱田ファームでは、
ビニールハウスの脇に1つ、
そして作業所内に2つ、
井戸を備えています。

水の恵みに感謝ですね♪

濱田ファームのお米は、
育苗期間中は全て!
このミネラルたっぷりの自噴水を使っています!!

浸種で使う水はもちろん、
苗に与える水も、
ぜ~んぶ自噴水!!

自噴水は、
冬でも夏でも水温はだいたい13℃くらい。

1週間くらい水に浸して、
毎日水を交換します。
積算温度(水温×日数)が100℃くらいになったら次の、
5:催芽の行程です。

種籾の農薬による消毒

2014年4月3日 3:22 PM

今日も穏やかな春らしい1日・・・、
でしたが、
夕方からは天気が崩れて、
寒い雨の降る週末になりそうです・・・。

桜の見頃は、
まだもう少し先になりそうな黒部です。

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

ここ数日ずっとお伝えしている、
以下の行程の育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用・農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
3:消毒ですが、
昨日は農薬を使わずに、
温湯を使った消毒の様子をお伝えしました。

そして今日は、
農薬による消毒です。

毎回この写真をアップする事をためらってしまうんですが、
やっぱり毒々しい印象はぬぐえないかと・・・。

どんなに農薬が安全とされていても、
農家が農薬の使用について、
使用回数や写真を公開したくないという気持ちもわかるような気がします。

濱田ファームでは、
なるべく農薬を使わずにお米を作りたいと考えているので、
直売するお米についてはこの、
農薬による消毒は行っていません。

ただし、
販売用の苗(兼業農家さん達に育てた苗を販売しています)や、
農協に出荷するお米については、
農協さんの指導に従っています。

きちんと基準を守って使用する分には、
農薬は安全とされていますし、
私もそうだと思っています★

この議論については、
このブログ場で善悪を問う事にあまり意味はないと思うので、
どうぞ皆さま、
さらっと流して下さいね(^_-)-☆

明日は、
4:浸種の様子をアップしまーす!

種籾の温湯消毒

2014年4月2日 11:35 AM

おはようございます!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

消費税に気を取られていたら、
ETC割引きの制度も変わっていたんですね・・・。
昨日、
所要の為に富山市へ出かけたんですが、
黒部から富山までの高速料金がとんでもない表示になっていてビックリしました★
すっかり忘れていたけれど、
これが通常料金だったんだと・・・。

さて!
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)です!!

この先約1カ月半、
毎日休みなく続く育苗作業は、
以下の通り進めていきます。

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
3:消毒の様子をお伝えしていきますね★

消毒には、
農薬で消毒する方法と温湯で消毒する方法と、
2種類あります。

濱田ファームでは、
他の農家さんへ販売する苗については、
奨励されている農薬で消毒しますが、
直売用のお米の苗は、
農薬を使わずに温湯でしています。

今日はまずは、
温湯消毒の方からご紹介していきますね。

上の写真が、
温湯消毒をする為の専用の農機具。

温芽(ゆめ)工房と、
農機具にありがちな名前がついています。
このベタなネーミングは、
農機具メーカーの伝統なんだと思います(笑)。
こうじゃないと売れない・・・(笑)?

名前はともかく、
仕事はきっちりやってくれます!
設定した温度をきちんと保ってくれるんですが、
コシヒカリの場合は、
60℃で10分。

短いときちんと消毒されないし、
長いと籾が茹ってしまいます。

小分けした籾を、
次から次へとチャプ~ン♪
とお湯の中へ。

何となく、
いい湯だな~♪♪♪
と歌いたくなりますが、
60℃はけっこう熱いです(笑)!

10分たったら取りだして、
冷たい水をはった桶へ移動。

そしてそのまま、
4:浸種の行程へ。
その様子はまた後日。

明日は、
農薬による消毒の様子をお伝えしたいと思います。

種籾の小分け

2014年4月1日 2:13 PM

今日から4月。
新年度がスタートして、
消費税も8%になりましたね。

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

新年度なんですが、
米農家にとっては育苗が始まった日からが新年度!
という感じだったりもします。

その育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)ですが、
この先約1カ月半、
毎日休みなく以下の行程で進んでいきます。

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
2:小分けの様子をお伝えします!

選別した種籾(たねもみ=稲の種)を、
作業しやすい重さに量って、
ネット上の袋に入れいきます。

あはは~、
久しぶりに私も作業してますよ~、
うふふ~。

農作業にはほとんど携わっていない私ですが、
育苗だけは別。
だって私、
皆さまにはほとんど認めてもらっていないような気がしますが、
育苗隊長ですから~♪

立派な苗を育てる事、
それが私の春の大事な仕事。
特に、
上の育苗作業の行程の11:潅水(=水やり)と温度管理で、
その存在感を大いに発揮しますわよ、
おほほ~。

小分けの作業はいたってシンプル。
重さを量って、

あっ、
重さを量ってるのはこちら。
とっても原始的なように見えて実は、
正確に量り取ってくれます。

量り取った籾を、
バケツからネットへ移して。

バケツの底に穴を開けておくと、
簡単に移せる事を去年、
このブログにコメントをいただいたとある農家さんから教えていただきました!

本当だ!
すごい簡単!!
楽チン!!!

教えていただきありがとうございました(^^♪

あとは、
袋の紐をキュッと縛って、

できあがり♪

小分けされた種籾は、

3:消毒の行程へ~。

その様子はまた明日、
お伝えしますね★