富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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種籾の浸種

2013年4月2日 2:23 PM

片づけなくてはいけない仕事、
やらなくてはいけない仕事、
が、
全くできずに1日があっという間に終わっていく・・・・。

そんな日々を過ごしている私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

手帳に、
ぎっしりやる事リストを分刻みで書いてしまっていて、
自分で自分の首をキューキュ締めまくり。
キュー。

そんな中ではありますが、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)には最優先で取り組んでいます!
当たり前だけど、
さ★

この先1カ月半近く、
毎日休みなく続く育苗作業の行程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
今日は4:浸種(しんしゅ)。

漢字というのは便利な物で、
読んで字のごとくの作業です。
種を水に浸すこと。

この過程で、
種籾にしっかり吸水させて、
発芽のための生理活性をそろえます。

その水を、
2日毎に交換する為に、
小分けした種籾を新しい桶に移動して、

よっこらしょっと、
フォークリフトで軽トラの荷台へ。

ビニールハウス脇の、
自噴水の井戸へ移動して、
新鮮な自噴水を入れてやります。

作業所にも実は、
自噴水が2か所出ているくらい、
この辺りは至る所から水がコンコンと湧き出てくる場所。
北アルプスからの雪解け水が、
黒部川扇状地の地下を巡り巡って、
ちょうどこの辺りで湧いてくるんだそう。

作業所よりも、
ハウス脇の自噴水の方が噴出量が多いので、
こちらの水を利用しています★

ほらね、
すごい水量でしょ?!

濱田ファームでは、
育苗期間中は全てこのミネラルたっぷりの自噴水を使用。
浸種で使う水も、
苗に与える水も、
ぜ~んぶ自噴水です!

自噴水は、
冬でも夏でも水温は13-14℃。

1週間くらいつけて、、
積算温度(水温×日数)が100℃くらいになったら次の、
5:催芽の行程に入ります!

種籾の消毒

2013年4月1日 3:07 PM

新しい年度の始りの今日、
娘は新しい保育園に登園していきました。
新しい先生は、
何と男の先生!
娘はちょっと恥ずかしそうにしながらも、
とってもうれしそうにしていました。

娘の性格からして、
新しい環境でも元気にやってくれると信じていますが、
でもやっぱりちょっと心配・・・・

する暇もないくらい、
忙しい一日だったりしますが・・・・(笑)。

さてさて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)も順調に進んでいますよ~!

この先1カ月半近く、
毎日休みなく続く育苗作業の行程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
今日は3:消毒の様子をお伝えいたします!

農薬を使う消毒方法もありますが、
濱田ファームでは温湯(おんとう)消毒をしています!

注:直売分のみ温湯消毒。
農協さんへの出荷分は農薬による消毒。

読んで字のごとく、
温かいお湯での消毒。
実際には60℃のお湯なので、
温かいではなく熱いです!

お湯の温度を常に保ってくれる、
専用の農機具「湯芽工房」ももちろん、
MHK!

こちらが、
小分けされた種籾
これからお湯にジャボンとつけられて、
消毒されますよ~。

消毒の目的は病気の予防。
コシヒカリは病気に弱い品種なので、
しっかりと消毒します!

60℃のお湯に、種籾投入~!
袋の中心の方の種籾にも、
しっかりとお湯がいきわたるようにします。

そしてこのまま待つ事10分。

60℃という温度はもちろん、
この消毒時間もきっちり10分と決まっています。

温度が低すぎたり時間が短すぎても消毒できないし、
高すぎるたり長すぎると今度は、
茹であがっちゃう。

左:10分たったらお湯をしっかりきって、
右:今度は冷水にジャボン。

熱いお湯から、
冷たいお水へ。
種籾ものんびりしている暇はありませんね(笑)。

お水でちょっと休憩してもらったら今度は、
4の浸種の行程です!

種籾の小分け

2013年3月30日 3:30 PM

今日は娘の、
卒園式でした。
と書くと、
4月からは小学生のようですが、
いえいえ。

通っていた保育園は、
4歳児(年少)で卒園になる、
ちょっと変わった園だったのです。

5歳時(年中)からは、
同じ系列の保育園に通う事になります。
えぇ、
春休みなんてもちろんなく、
普通に4月1日から、
です。
というのも、
お伝えしている通り既に育苗が始まり、
忙しい日々に突入しているから!

この先1カ月半近く、
毎日休みなく続く育苗作業の行程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
今日は2:小分け。

上の写真の通り、
選別した種籾を小分けにして、
ネット上の袋に入れる作業です。

これで、
種籾をハンドリングしやすくなり、
この後の作業がスムーズに進みます。

既に、
3:消毒も終わっていますので、
また明日以降なるべく早くお伝えしま~す!

育苗作業が始まりました!

2013年3月29日 5:06 PM

今週は、
分刻みのスケジュールを詰め込みすぎて、
アップアップしている私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

今日も午後から1つ用事を済ませて、
今急いで家に戻ってきたけどもう既に夕方5時過ぎ。
急いでブログをアップしているけれど、
タイムリミットは5時半頃か。
6時前にギリギリ駆け込みで保育園のお迎えに行かなくちゃー。
急げ急げ!

さて昨日から、
田植えの準備の2本柱の1つ、
育苗がスタートしました!

育苗(いくびょう)、
つまり稲の苗を育てる事。
5月10日頃から予定している田植えにあわせて、
苗を育てますよ~。

この先1カ月半近く、
毎日休みなく続く育苗作業の行程は、
以下の通り。

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
最初の1:選別の様子をお伝えします!

選別、
つまり稲の種(→詳しくはこの日の記事をどうぞ)を、
良いものと悪いものとに分けていく作業。

最近は、
手間のかかる選別作業をしない農家さんも多いようですが、
うちはおまじないの願いを込めて(笑)やってます★

まずは、
種を選別機に投入!

こちらが、
ライスグレーダーと呼ばれる選別機。
レトロな香りがプンプン漂う一品(笑)。

もちろん、
MHK会長のともまるですから、
Kしたものです。

注:MHKとは、
高価な農機具を買うのではなく、
M=もらう
H=ひろう
K=かりる
で何とかする会です。
現在会員募集中です!?

選別機で未熟な種籾はふるい落とされ、
いい種籾だけが出てきました!

これを今度は、
2:小分けしていきますよ~。
続きはまた明日!

ハウスにビニールを貼るとビニールハウスに!

2013年3月28日 11:02 AM

この時期は、
月末なのでただでさえ忙しいのに、
それに加えて娘の卒園式があったりするので、
何だか気ぜわしく過ごしている、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

卒園式の、
その翌々日には新しい保育園に入園なので、
これまた気持ちの切り替えをしなくちゃ~。

もちろん!
農作業の方もバッタバタしていて、
ともまるは既にピリピリモード大全開中です(笑)!

一番ピリピリさせているのが、
こちらのビニール貼り。

3月中頃から片づけていたビニールハウス。
もうかわいそうなくらいビニールがボロボロだったので、
今年は思い切って貼り替える事にしたんですが・・・。

けっこうな高さのあるハウスのてっぺんに登って、
かなりの大きさのあるビニールを広げて、
それをとめていく作業は大変だったようです~@@

いや、
慣れている農家さんにとっては何てことない作業なんでしょうが、
何せビニールなんてこれまで、
たった1回しか貼った事ないともまる。
と、
全く経験のないお手伝いの方3人の組み合わせ・・・。

そりゃー、
ピリピリするのも当然かと・・・。

それにしても、
ハウスの中がしっちゃかめっちゃかだー。
これを、
きれいに片づけて苗を並べられるような状態にまで持っていくのがまた、
大変だなー。

ともまる、
実はこう見えて(どう見えてるしらん)、
かなりの高所恐怖症なんです!

写真で見るとそうでもないけど、
実際はけっこう高いようで、
ビクビクしながら作業していました。

さらに、
骨組みのパイプが足裏をかなり刺激するようで、
常時足ツボマッサージを受けている状態(笑)。
靴を履いていないのでかなり痛かったようですが、
でも、
ツボが刺激されて体はポカポカだったとか!

単なる骨組み状態のハウスに、
ビニールを貼ってようやく、
ビニールハウスと呼べる状態にするには、
こんな細々とした部品がたくさん必要です。

例えば、
波うっている針金は、
こんな風にビニールを骨組みに止める部品だったりします。
へー、
ほー。
私も知らない事いっぱい。

何とかビニールを貼り終えて、
明日からはいよいよ育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)がスタートです!