富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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ブログ タンボマスターへの裏道

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種まきの準備中

2013年4月11日 6:08 PM

寒さに震えて丸まっている私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

つい先日、
黒部にも春が来ました~♪
なんて浮かれて書いたのも束の間、
今日は冬のような天気に逆戻り。

黒部でも山沿いの宇奈月では、
昨晩から今朝にかけて雪も降ったそうです!
恐ろしや・・・。

さて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

も、
いよいよ
7:播種のところまで来ましたよ~!

この播種(はしゅ=種まき)、
それまでの行程とは違ってかなりの大がかりな作業。
広い場所に人手も必要なので、
事前の準備にも時間がかかります。

作業所をいっぱいいっぱい使って、
上の写真のように機械や資材をセッティングします。

米農家の多くは、
親から子ども孫へと代々継承されていく事が多いと思います。
この播種作業もそれまでの長年の経験から、
何の迷いもなく準備を進める農家さんが多いのではないでしょうか?

でも我が家は、
ともまるが突然始めた米作り。
家の誰も播種なんてやった事はありませんでした。

だから、
1年目なんてもーそりゃー本当に大変でした。
だって、
何が必要なのかが全くわからないんです!
いや、
必要なものがわかったとしても、
それをどこへどう置けばいいのかわからないんです!!

だから、
最初の数年は四苦八苦して播種の準備をしていましたねぇ。
そのうち、
これを用意すればいいんだ!
ここに置けばいいんだ!
さらには、
こうすればもっと作業効率が上がる!
というノウハウと少しづつ蓄えていき、
それを毎年ブラッシュアップさせる事で準備をスムーズに進められるようになってきました。

いやぁ、
ともまるも成長したもんです★

さてこれ、
緑と白の爽やかツートンカラーの農機具が、
播種機と呼ばれるものです。

土を入れて、
種を蒔いて、
水をやって、
また土を入れる。

ベルトコンベアーに苗箱(なえばこ)と呼ばれる、
長方形のプラスティックの箱があるんですが、
それを播種機に置くと自動で上記の作業をしてくれます。

これがその、
苗箱。
ちょっと大量にありすぎてわかりづらいでしょうか。

濱田ファームでは全部で、
3000枚ほどの苗を育てる予定ですが、
1回目の播種で1100枚、
2回目で1800枚を播種します。

苗箱は、
播種機の端にセット。

そしてこれ、
土がけっこうな場所を占めますね。
どーんとフレコンに入った土は、
ここと、

こっちにも用意。

あとは、
種まきが終わった苗箱を並べるパレットと、
それを作業所内で移動できるように単管レールのトロッコを準備すれば、
終了~!

いよいよ明日、
種まきの様子をお伝え致します!!

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お米のご注文にすぐに対応できない日がどうしても多くなります。
ご注文は余裕をもってご連絡いただけますよう、
どうぞよろしくお願い致します!

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電話 050-3430-8050
受付時間 10:00頃~18:00頃

ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!

種籾を乾かしてます!

2013年4月10日 10:04 AM

昨晩は夜8時、
誰よりも早く寝てしまった私、
富山県黒部市の米農家・濱田ファームの濱田律子です!

いやぁ、
8時ですよ、8時!
子どもじゃないんだからぁ、ねぇ(笑)。

かつては夜な夜な飲み歩き、
朝4時からの仕事(そんな水商売をしてました)でも、
じゃぁ、
朝3時半までは飲めるね!
な~んて平気な顔して言ってた事もあったのにねぇ・・・。
歳には勝てません。

注1:水商売とは、
仕事がある夏だけ働き、
仕事のない冬は遊びまくる、
季節は夏と冬だけのカナディアンロッキーでのガイドの仕事の事。

注2:実際に4時からの仕事の場合、
3時半まで飲むなんて事はしてません。
せめて3時には切り上げていた記憶があります。
たぶん。

そんな、
かつての青春時代の思い出話はおいといて、
育苗(いくびょう)育苗!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
6:風乾の様子。

何だかイッチョマエに育苗の行程の1つに数えていますが、
まぁ、
単に種籾を乾かしているだけです、
えへへ。

しかーも!
扇風機で乾かしているだけ、
えへへへへ。

家庭で使わなくなった洗濯機で脱水する、
という方法もよく知られていますが、
うちにはいらない洗濯機がなかったので、
扇風機でぶいーん。

時々ひっくり返して、
種をきちんと乾かします。
というのも、
この後はいよいよ春の一大イベントの7:播種!

播種(はしゅ)、
つまり種をまく作業ですが、
種をまく量をきちんと調整して機械をセッティングします。
その量は、
種籾が濡れていると調整しづらいんですよね。
だから乾籾、
乾いた種籾を用意しなくてはいけません。

さぁ、
ここまできたら後は播種の準備!
作業所のかなりのスペースをとる作業なので、
事前にしっかりと準備しますよ~!

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種籾の催芽(さいが)

2013年4月9日 1:17 PM

すっかり春らしくなった黒部です!
桜もこの辺りだと、
7分咲きくらいかな?
良い天気だったら、
今週末はお花見に出かけたいと思っている、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

もちろん、
娘と二人でね♪
ともまるは、
仕事ー。
春は毎年、
母と娘で休日を過ごす事が多くなる我が家です。

さて、
育苗ももう間もなくで播種(はしゅ=種まき)を迎えようとしていますが、
今日は5:催芽(さいが)の様子をご紹介。

ちなみに育苗の行程は、
以下の通り。
2ヶ月間ほど続きます★

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

上の写真が、
催芽をしているところ。
なんのこっちゃーでしょうか(^_^;)

この、
催芽をする専用の農機具「ファミリー催芽機」、
今さらながらなぜに、
ファミリー???

という疑問は、
農機具のキョウヅカさんに後日ぶつけるとして、
この機械は水温を一定に保ってくれる機械。
この桶の水の中に種籾をつけて、
芽を揃える作業です。

水色の中に見えるオレンジの物体、
カニに見える、
いやいや金魚か?!
と、
先日フェイスブックページで物議をかもしましたが(笑)、
違います(きっぱり)!

これは、
オレンジのネットに小分けにされた種籾です!

こんな風に、
催芽に適した温度の温かいお水がくるくる循環して
水温が下がったり上がったりしないよう、
一定の温度に保ってくれます。

催芽は、
温度管理がとにかく大事なんだそう。

特にコシヒカリは、
芽が出づらい品種。
ここでしっかりと芽を揃える事が重要です。

こんな風に、
ぷっくりと種が膨らんで、
芽が1mm程度に揃ったらOK!
6:風乾の行程に入ります。

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毎日の濱田家の食事の様子が垣間見れる「今日のハマダ食堂」、
好評連載中!

えざらいで田んぼの生き物にご挨拶!

2013年4月8日 10:34 AM

全国的に荒れた週末だったようですが、
ここ黒部はちょこっと風が吹いたくらいでした。
皆さまのお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか。

今日からまた新たな1週間、
今週も忙しくなりそうですが、
せめて気持ちだけは上機嫌で過ごしたいなと思っている、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

さて昨日日曜日は、
天気が心配された中で「えざらい」がありました。

「えざらい」とか「いざらい」とか、
「江ざらい」とか「井ざらい」とか、
まぁ、
いろんな言い方書き方があるようですが、
つまりは用水のお掃除の事。

ひと冬の間でたまったゴミや泥を、
春からの米作りに備えて、
鍬(くわ)などできれいに取り除いていきます。

山から海へ、
高いところから低いところへ、
縦横無尽に張り巡らされた用水路。

これがないと、
米作りができません。
地域の方と協力して、
しっかりとお掃除してきました!

そして、
田んぼに住む生き物も多く発見!

虫はちょっと苦手な私なので、
名前を間違っていたらゴメンナサイ。
これは、
ヤゴでしょうか。
トンボになるヤツですよね。

こっちは、
ドジョウにタニシカワニナ。

タニシかと思っていたら、
カワニナという貝なんだそうです!
同じ農家仲間の宇川さんから教えていただきましたが、
ホタルの幼虫のエサだとか。

そういえばこの辺りも、
初夏にはホタルが飛びます。

フラッシュのせいで写真が微妙になっちゃいましたが、
これは私でもわかる!
カエル。

オケラ・・・?
こ、
こわい・・・。

朝から虫嫌いな人には耐えられない記事になっちゃいましたね。
ゴメンナサイ。
でもまぁ、
生き物がたくさん住む田んぼは今や、
それが売りになるくらいの現代。
トキだってかつては、
広く日本全国に生息していたとか。

今日はトキはどこにいるんでしょう。
きっとこういう虫をパクパク食べているんでしょうね★

農薬による種籾の消毒

2013年4月6日 2:14 PM

土曜日は、
休みではないんだけど保育園休みの娘がチョロチョロしているので、
何となく休みモードに陥りがちな私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

えぇ、
仕事はちっともはかどりません。
のでもうこの際、
土曜日もお休みにしちゃおうかしら・・・。

さてさて、
お伝えしている育苗作業の行程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
今日はまたまた!
3:消毒に戻ります!!

どういう事かといいますと、
一度に大量の種をまいて苗を育てても、
田植えが追いつかない、
というわけ。

一番いい状態に成育した苗を適期に田植えできるよう、
種まきを数回に分けて行う大きな農家さんもいますが、
濱田ファームは2回。
2回に分けて育苗行程を管理しています。

その2回目の育苗行程なんですが、
1回目とは異なる方法で種籾を消毒しました。

1回目は、
温かい(実際はアッチアチの)お湯
で。
そして2回目は、
農薬を使って。

大きな大きなタンクに、
テクリードCという農薬を薄めた水を用意して、
種籾をつけて消毒をします。

こういう写真を見てしまうと、
やっぱりちょっと毒々しいなぁ・・・、
とも思ってしまうんですが、
農薬はもちろん安全基準が満たされているのは当然、
消毒もきっちりばっちりできるので、
その点では安心です。

時間もコストもかからないので経済的。
作業効率も非常に優れています。

濱田ファームでは、
お客様に直接お届けするお米については農薬に頼らず、
全て温湯による消毒をしています。

そして、
農協さんへの出荷用、
また近隣の農家さんに販売する苗については、
指導に従い農薬による消毒をしています。

保守的な地域がらのせいなのか、
はたまたその人の考え方なのか、
ときどきね、
農薬を使わないお米作りについて、
ビシッと批判される事もあるんですよね。
なので特に、
販売する苗についてはきっちりと農薬による消毒、
を続けているというのが現状です。

出来る限り農薬に頼らない米作りの道は、
なかなか難しいですね~、
わっはっはっ。