富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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若手農家の勉強会

2013年2月8日 11:17 AM

昨日の春一番(観測史上最速!)から一転して、
今日は真冬の寒さと吹雪になったここ黒部。

こんな時は農作業はもちろん、
作業所でのお仕事もしたくありません。
つまり、
部屋から一歩も出たくないという事です。

当然、
プログネタになるような事もないので、
ここは責任をもって私がネタを提供することになりました。
そう、
今日も私、
旦那ともまるの担当です。

—————————

黒部の若手農家で仲の良いヤツがいる。
そいつと話していて、

最近、飲み会ばっかりで農業の話をする機会無くない?

ということになり、

え?、こないだガッツリ研修旅行行って来たねか!

と思いつつも、
じゃあ農業の話じっくりやってみるか、
と相成りました。

議題は、
ズバリ、
苗作り!

あのー、
苗なんて頑張らなくても出来るしー、
やってるのオレじゃねーし、
女の仕事やろー。
という偏見は、最初から黒部川に捨ててもらうことにして、

「苗半作」

と言われている、
米作りの基礎をバッチリやることにした。

まずは、
たたき台となる育苗マニュアル的なものを作った。
もちろん、それ、私の担当ね、というか、
誰でもコレを見れば苗作がーりが出来るようなものを作っおきたかったから、
この機会に濱田ファームの苗作りを全て網羅して、
ザ・苗マニュアルを作ってみた。
当然トップシークレットもすべて書き込む。
まあ、そんな秘密は無いんだけど。
それを持って、いざ会合へ。

少人数の農家仲間でワイワイがやがややりたいと思い、

分からない事は、聞く
分かる事は、話す

ということを説明して、
ここはみなさんにぶっちゃけてもらう事にした。
早速、お手製マニュアルを元に話し始める。
まあ、疑問質問、山ほどあるある。

何それ?
まだそれやっとら?
ウチではこうやっとるよ。
こうしてもらえたら分かり易いがに。
いや、これは譲れん。

いやあ、あなたの常識、私の非常識。
農家なんて個人主義者の巣窟だし(ここ黒部も例外ではない)、
普段はオレ様ワールド展開しまくりの連中だけど、
ちゃんと話せば、ちゃんと出来るじゃないか!

制限時間二時間は、あっという間に過ぎていった。

次回は何をテーマにしようかな、
という話になるところをみると、
みんな満更でもないんだろうな。

欲を言えば、
次は誰かが手を挙げてやってくれないかなあ。
意外と自分のためにもなるからね。
多いに期待して待つ事にしよう。

黒米も好評発売中です!

2013年2月7日 11:03 AM

ちょっと最近お疲れ気味の、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

冬休み(注・下記参照)の前に片づけなくちゃーいけない事は、
しっかりやりきった!
ので、
今は仕事はそれ程バタバタしていなくて、
ただ単にプライベートが充実しているって事かな。

でもそれが、
充実しすぎて予定を詰め込みすぎた、
という・・・(^_^;)
特にこの前の日曜日のスキーがきいているかな。
まだ、
体のあちこちが痛いです・・・。

さてタイトルの黒米。
米粉に続いてこちらも、
パッケージを改良中です!

米粉は中が見えるように透明にしたんだけれど、
黒米も同じく透明にしようかと。
こちらは袋ではなく、
こんな容器に入れてみた。
どうだろう?!

発送でお届けする場合には、
ちょっと不向きなのでやめておくとして、
店頭ではこっちでいってみようかな★

濱田ファームの黒米は、
紫宝というもち米の品種。
玄米の状態だとこんな黒い色をしていますが、
精米するともち米みたいに真っ白になります。

種皮の部分に、
紫黒色系色素(アントシアニン)を含む栄養価の高いお米で、
白米に混ぜて炊くと、
淡い紫色に炊き上がりますよ~。

殺菌剤・殺虫剤・化学肥料を使わずに育て、
はさ掛けにして天日乾燥させた黒米は、
300g・580円です。
または、
きちんとした容器に入った「ほっこしょ黒米」、
120g・350円もあります。

米粉ともども、
黒米もどうぞよろしくお願い致します!

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●冬休みのお知らせ
2月15日(金)~2月24日(日)

毎年冬の間、長期のお休みを取っています。
今年は上記の期間がお休みの予定です。

この間にいただいたお米のご注文やお問い合わせについては、
休み明けの25日(月)以降にご連絡させていただきたいと思います。
ご迷惑をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願い致します。

なお、
定期発送・配達のお米は、休み期間中でもお届け致します。

ローマ法王に米を食べさせた男

2013年2月6日 10:36 AM

ここ数日パソコンの前で原稿を書くのに一生懸命になっている、
旦那の方、ともまるでございます。

先日、新川学びの森天神山交流館で行われた、経営セミナーに参加して来たので報告します。
題名にも挙げた通り、「ローマ法王に米を食べさせた」というのは実は以前から知っていました。
石川県羽咋市神子原(みこはら)という地区にも数年前に出かけて、立派な棚田の広がる山間の地域だったと記憶しています。
その神子原という過疎地を活性化し、農産物をプロデュースした男、
高野誠鮮(じょうせん)さんが今回の講師でした。

講演は刺激的な言葉から始まりました。

「いてもいなくてもいい公務員と、いては困る公務員が役所全体の多数を占める」

魚津市も後援しているセミナーでいきなりコレですわ。

「学歴があっても愛と智恵がないとだめ」
「理念に基づいて行動するだけ。論議はしない」
「身近にあるものを過小評価する傾向が日本人にはある」

など、高野さんは強烈なメッセージで畳み掛けます。
講演の最初の方からグイグイ話しに引き込まれ、
うわ、久しぶりにこんなヤバい人に会った、的な高揚感がありました。

農業の話はさておき、綿密な戦略とその大胆な行動力は、スゴいの一言。
世界で最も影響力のある人物に神子原米を食べてもらい、ブランド米にする戦略は、
まさにその真髄とも言えるものでしょう。
ローマ法王以外にも、天皇陛下、アメリカ大統領をターゲットにしていたという話は、
冗談なのか本気なのか分からない凄みを感じました。
だってね、宮内庁に加賀百万石の城主前田家の子孫がいるはずだと考えて、
なんと!そこに今も殿様と呼ばれている前田さんを探し当てて直談判しちゃうんだよ。
想像力というか、アイデアというか、その発想はとにかく面白い。

そして、やっぱりコレだな、スーパーポジティブな人だということ。

「失敗の階段を登って何かを成し遂げる事が出来る」

なんて分かっちゃいるけど、簡単に言える事じゃないよ。

「ケータイはつながらないけど、心はつながった」

って滞在した女子大生に言わせるまでに、神子原を再生したのは、この人がいたからだ。間違いない。
一人のビッグプロデューサーが地域を変えていく。
ここ黒部にもそういう人材が現れて欲しいなあ、と希望的観測をしつつ、
個人的にできる事からやっていくか、と前向きになった素晴らしい講演でした。
誘って頂いたSさん、ありがとうございました。

新潟視察旅行

2013年2月4日 2:42 PM

昨日のお休みは、
3週間ぶりにスキーを滑って全身筋肉痛の、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

娘がだいぶ滑れるようになってきて、
朝9時から夕方4時過ぎまでずっと!
ずーっと!!
滑りたおしてました。
というか、
私はあまりに疲れて途中リタイヤしたんですけどね・・・。

4歳の娘、
あんなに体力があるとは思いませんでした。
先が思いやられる~!

さてさて、
先週ともまるは、
新潟へ泊まりがけの視察に出かけていました。

視察というと、
上の方々がセッティングしてくれたりして楽チンだけれども、
あんまり興味のない視察先につきあいがてら出かける、
というパターンになりがち(えっ、違います?!)。

でも濱田ファームは、
個人的に興味のある視察先に個人でアポを取って個人で出かける視察か、
今回の黒部若手農業者団体の視察にしか、
行っていません★

黒部の若手農業者団体と書くと、
何だか一応ちゃんとした団体の様相を呈していますが、
全然・・・(笑)。

もともとは、
仲の良い農家仲間の飲み会から始まり、
今でも実はそんな集まりなんですが、
それだけじゃーダメだろうと、
自発的に毎年研修会や視察を計画しているようです。
なので、
もちろん視察先も宿の手配なども自分達(幹事さん)で。

今回の視察先のメインは、
農機具メーカーの井関農機株式会社さん。
ヰセキと書いた方が一般的?
田植え機の「さなえちゃん」と書いた方がわかる?

とにかく、
一般の方にはあまりなじみがないかもしれませんが、
クボタ・ヤンマーと並ぶ農機具メーカーさんです。

実はともまる、
ここ視察するのは2回目だったりする(笑)。
まぁ、
もう忘れちゃったから2回目でも、
いっか。

農家も大変なら、
農機具メーカーさんも大変厳しい状況かと思いますが、
一応「若手」とつくだけあって、
まぁ、
確かに20代~40代の農家がこぞって視察に来ているので、
熱烈大歓迎ムード(私の想像)で案内していただきました。

ヰセキといえば、
田植え機のさなえちゃん!
それがズラリと並ぶ様は、
圧巻!!


何だか何をどうしてるのか、
私にはちっともわかりませんが、
田植え機が組み立てられていく様子のようです。

農家というのは、
多かれ少なかれ農機具に萌えている連中の集まりなので、
それはそれは大いに盛り上がった事でしょう。

私としては、
農機具メーカーさんを視察したからには、
今後の米作りに何かしら活かせるような場にして欲しいと望むわけですが、
そこら辺をともまるに確認したところ、
ちゃんと要望を伝えておいた、
と。

その要望は、
農機具の塗装の色をオプションで選べるようにしてほしい、
だっとか。
それを、
くだらないと思うか大事なことだと思うかは、
それぞれの考え次第でしょう。

2つ目の視察先は、
新潟でも開催されているマルシェ
で、でも、
ちょっと淋しい雰囲気でしょうか?
たまたま・・・?

もともとマルシェ・ジャポンは、
農政から補助金をもらって始まった事業でしたが、
その補助も早々に打ち切られてしまい、
各地のマルシェ運営は非常に厳しいとも聞いています。
その為、
すたれてしまったりなくなってしまったマルシェもあるみたいですね。



新潟のマルシェがどういう状況かという事までは、
今回の視察ではわかりませんでしたが、
私たちがいつも参加しているマルシェとはまた、
ちょっと違った雰囲気のようです。
どちらかというと、
直売所みたいな感じなのかな?

最後に、
新潟きってのパワースポットに立ち寄って、
今回の視察は終了。

視察では、
実際にその場に行きその人に会い直接話を聞いたり見たりする、
そんな事がもちろん大事なわけですが、
ただそれだけならば単なる道楽旅行に他ならないわけで。
多かれ少なかれ、
何かしら得る物があったと私は信じたいです。

というわけで、
実際に視察に行ったともまるによる一言レポート
期待したいと思います(笑)。
ともまる、
あとはよろしく!!

★ ★ ★ともまる一言レポート ★ ★ ★

嫁からの要請により報告いたします。

今回の視察は第二の故郷、新潟との事だったので喜んで参加した次第です。
イセキでは田植機「さなえ」ちゃんの製造拠点を見学。
要望は、
・ボディカラーを選択できるように
・シートがリクライニングできるように
・機械の耐久性を上げて欲しい
・メーター周りの子供っぽさ(安っぽさ)の改善
・超湿田用の田植機の開発
などなど、若手農家の情熱をぶつけてきました。

新潟マルシェは、地元のお客さん向けのスーパーのような感じでした。
それでも地元の米コーナーは充実していて、さすがは米どころ新潟という感じでしたね。

単なる道楽旅行、と言われればそうかもしれないと思いつつ、今回のレポートは終わりにします。
あ、新潟の夜は、ここでは書けません。内緒です。

ともまるは新潟へ

2013年2月2日 11:29 AM

1人、
いや正確には、
ギャーギャー騒ぐ娘と2人で、
ともまる不在の濱田ファームを切り盛りしている私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

ともまるはどこへ行ってしまったかというと、

新潟へ、
1泊2日の視察で出かけております。

万代橋とやらで、
どうやら昨日は思い出にふけっていたようです。
というのも、
ともまるは学生時代の6年間(院生時代も含めてね)をここ、
新潟で過ごしていたのであります。

ので、
今回の新潟視察を楽しみにしていました!

ちゃんと視察もしているようですが、
私はともまるの分まで仕事しなくてはいけないので、
けっこう大変です・・・。

このブログ更新も、
隣でギャーギャー騒ぐ娘がいるので、
頭がこんがらがってきます・・・。
こんな事なら土曜保育、
あらかじめ頼んでおけば良かった・・・。

雨の降る夕方の配達も、
かなり憂鬱です・・・。
これも娘連れか・・・・。

子どもと一緒に仕事というのは、
お互いかなりのストレスがたまるしダメですね。
早くともまる、
帰ってこないかなー。

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