富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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ようやくコンバインの掃除・・・・。

2012年1月16日 2:09 PM

この記事を更新するのは、
本当にお恥ずかしいのですが・・・・。

今頃になってようやく、
コンバインの掃除・整備に取り掛かっています・・・。

今頃かい!
とものすごいツッコミが聞こえてきそうですが、
ハイ、
今になってようやくです。
スミマセン・・・。

稲刈りが終わったのは去年の9月末。
それからずっと、
本当にずっと、
すぐにでもやろう!
と思い続けて早、
4か月近く・・・。

10月はひらすら新米お届け作業に追われ、
11月はひたすら堆肥散布に追われ、
12月はいろいろと雑務に追われ、
ようやく1月になって時間が確保できた、
というわけです。

これこそが、
1人で農作業もお米発送も営業も事務処理も社長業的なことも地域の活動も、
全てこなしている辛さなのかもしれません。
他にお願いできる人がいないんですよね。
かといって、
誰かを雇う余裕もなく・・・。

でも、
もう既にともまるの仕事も、
私の仕事も、
お互いいっぱいいっぱいで、
今頃コンバインの掃除をしているという地点で支障をきたしているのは確実なわけで。
そろそろ、
雇用とか委託とかを考えなくてはいけない時期なのかもしれません。

それにしてもともまる、
相変わらずのいでたちです★

ヘッドライトにiPod。
ヘッドライトは何をするにも本当にお勧め!
もともとは私のキャンプ用具でしたが、
今では農機具の整備には欠かせないものになりました!

さてさてコンバイン。
今日確認してみたら、
既に700時間超え!

車はよく10万キロが買い替えの目安と言われていますが、
コンバイン(他の農機具も)は走行距離ではなく、
使用時間を目安にします。

1000時間にせまると、
もうコンバインは危険信号バッチバチにともるわけで、
そうなるまでこのコンバインも2、3年というところでしょうか・・・。

そうしたらコンバインを更新しなくちゃいけない、
というのが頭の痛いところです。
い、いっ、いっっせんまん、く、くらい、かな・・・。
も、もっ、もっっとする、のかな・・・。

以前から、
コンバインが壊れたらもう農家をやめる!
と豪語しているともまるですが、
まさかまさか本当にやめる事は(たぶん、おそらく、きっと)ないと思うので、
(たぶん、おそらく、きっと)買う事になると思います。

あぅ~、
今からその恐怖に震えている我が家です・・・。

取り外せる部品は全て取り外して。
複雑かつ精密なコンバインの内部を、
キレイに掃除&整備していきます。

ちなみにコンバインは、
ただ稲刈りをしてくれるだけの機械ではなくって、
刈り取った稲穂を脱穀してくれて、
藁と籾とを選別してくれて、
さらには藁を裁断して排出までしてくれる、
複数の仕事をしてくれる優秀な農機具なのです!

だから、
コンバイン(あわせもつ・兼ね備える・組み合わせる)という名前なんですね。


内部は、
何だかチクチク&トゲトゲの部品がいっぱい~@@
見てるだけで痛そうです。

一応稲刈り後、
サササっと掃除したんだけれど、
中にはまだまだ藁や籾がたくさん!

きちんと掃除して整備して、
1年でも長く使えるようにしたいと思います!

この先もしばらく、
コンバイン以外の農機具の整備が続きます。
冬の農作業がない時期の、
大事な大事な仕事。
それが農機具の整備。

全てが機械化された米農家は、
大量の農機具を所有しています。
つまり、
高額な投資をしているわけです。
その投資に見合う働きをしてもらう為にも、
農機具の整備をしっかり行い、
長く大事に使っていきたいと思います!

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●お米、好評販売中!

※無農薬コシヒカリ完売
※減農薬コシヒカリ完売
※こだわり栽培コシヒカリまだ余裕あり

ご注文方法など詳しくは、
HP「タンボマスターへの道」をご覧ください。

夜中の簿記入力作業

2012年1月14日 9:21 PM

毎月きちんとやっていれば、
この時期にこんなにアタフタしなくていいんですけどね。

わかっているんだけど、
わかっているんだけど、
わかっているんだけど、
できない・・・・。

それが、
簿記の入力。
日々の取引の内容を簿記ソフトを使って入力していきます。

いやね、
毎年ね、
今年こそは月末にきちんと毎月入力しよう!
と誓うわけですよ。

でも誓うのが、
毎年確定申告が終わった3月も末。
その地点で既に、
3か月分の仕分けがたまっているわけですよ。

でもって、
じゃぁ、この辺りで一念発起、
3か月分の仕分けを入力しておこう!
と思うものの、
もうその時期は農繁期なわけで・・・。

そう、
田植え前の4月って、
さいっこーにクソ忙しいんですよね。
とても、
パソコンの前にのんびり座ってられないんですよね。

でもって、
田植えが終わって6月になっても、
もう日々の仕事、
私の場合は直売が担当なわけですが、
1人で電話・メール・ファックスの対応に追われ、
お米を用意して発送するって、
けっこう忙しいんです♪
とても、
仕分けなんて入力している時間も体力も気力もないんです♪♪

そんなわけで、
毎年この時期、
確定申告前のこの時期に、
ヒーコラヒーコラ言いながら入力するわけであります。

はぁ、
毎年進歩がないなぁ。

簿記ソフトは、
農業専用のソリマチをもちろん使用。
さすがにもう、
5年?6年?7年くらい?
やっているので慣れてきました~。

が!
昨日のブログでもお伝えいたしました通り、
現在娘は水暴走、
違った、
水疱瘡をわずらっていて保育園をお休み中・・・。
日中は一切、
えぇぇ、
それはもう、
一秒たりとも仕事、
させてくれません!

なので、
眠い目をこすりこすり、
夜中に入力作業をしなくてはいけないわけです・・・。

レシート、
たまりまくっているファイル。
ただただ、
ペタペタ貼っているだけなので、
何が何やらサッパリ♪

これから、
追い込みをかけて頑張ってやっていきたいと思います!!

スキーと水ぼうそー

2012年1月13日 6:10 PM

平日の2日間、
仕事も保育園もお休み、
ともまるを1人おいて母娘2人でスキーに出かけていました!

スキー場まで運転する自信がなかったので、
何と!
富山県民にはあるまじき(?・笑)移動手段の電車で、
白馬コルチナまで。

電車の中でも気づいていたのですが、
ものすごい雪!
っていうか、
猛吹雪!!

滑っている人も少ない状況で、
何と!娘!!
滑ると・・・・・・・(涙)。

私1人、
しかも猛吹雪、
おまけに寒い、
そんな状況で、
おぼつかないヨチヨチスキーヤーの3歳児を連れて滑るのは、
もう何かの訓練かと思いました(笑)。

でも!
そこに救世主現る!!

実は、
大阪の叔父・叔母は毎年コルチナに遊びに来ていて、
私たちも毎年ここで待ち合わせをしているのです★

スキーは早々にあきらめて、
おじちゃん・おばちゃんと雪遊び♪

サラッサラの極上の雪だったので、
雪だるまを作るのも大変でしたが、
おじちゃんの力作にcocoも狂喜乱舞!

ちなみに・・・。

これは去年の末に、
ともまるも一緒に赤倉へスキーに行った時の1枚ですが、
cocoはこんな感じでスキーを楽しんでます。

疲れを知らず、
恐れを知らず、
スピードをガンガンだしてノンストップ。
親はヘトヘトですぅ~@@

1泊して、
翌日は何とこのお天気!

広島からの修学旅行生でゲレンデはにぎわっていましたが・・・・、

きっと奥の未圧雪のエリアは、
パウダーを求めてウヨウヨ人がいたに違いありません!

くぅ~、
私もパウダー滑りたかった!!

けど、
この日はもうチェックアウトして、
出発の日。

身軽な若者だったら当然、
出発日も滑るんでしょうが、
子連れアラフォーの私にはそんな気力はなく。
ササっとコルチナを後にしてきました★

大阪へ帰る途中の叔父・叔母は車。
一緒に北陸道を乗せてきてもらって、
途中、
我が家の近くの金太郎温泉で下してもらいました。

叔父・叔母はここでもう1泊。
私たちも温泉と夕食だけ一緒に。

金太郎温泉は、
我が家の近くで車で10分くらい。
よく、
日帰り入浴施設の方は利用していますが、
とにかく大人気でいつも大混雑。
ゲーム機もいっぱいカラオケは大音量、
ちょっと落ち着けないのが難・・・。

でも、
宿泊棟の方は落ち着いた雰囲気で、
ロビーもお部屋もなかなかキレイで、
ビックリしました!

お部屋はからは、
北アルプスがくっきり。

HPから写真を拝借していますが、
金太郎温泉はとにかく、
その泉質が良いのです!

こちらは、
日帰り施設の方の露天風呂。

こちらが、
宿泊客専用の大浴場。

硫黄臭プンプンの白濁したしょっぱい温泉。
湯の花もたっぷりで、
とにかく温まります!

黒部近郊だと宇奈月温泉が有名ですが、
泊るならこちら、
金太郎温泉の方がお勧めかも。


お食事は、
プラン内容によってかなり違うようですが、
富山ならではの海の幸が楽しめました♪

と、
1泊2日で白馬コルチナ&金太郎温泉で、
ゆっくりのんびり過ごしてきましたが、
家に戻ってきたcocoの体に発疹が・・・。

そうかなぁと思って今日、
病院を受診。
やっぱり、
水ぼうそうでした・・・。

よってしばらく保育園はお休み!
つまり、
私の仕事もお休み!!
くぅ~、
簿記入力がたまりにたまっているっちゅうのに、
辛いぜ~、
と嘆いてもしょうがありません。

日中は家でのんびり、
シンデレラや白雪姫(→最近プリンセスストーリーにはまり中)を見たり、
プレイオフシーズンのNFLのゲームを見たり、
後は一緒にお料理を楽しんだりして、
やり過ごしたいと思います!

冬水田んぼ

2012年1月10日 10:41 PM

寒さがやわらぎ、
道の雪ももうほとんどとけてなくなりました!
でも、
寒さはこれからが本番なんですよね~。
油断しないで体調管理にしっかりと努めたいと思います!

さて、
今現在の田んぼの様子。

うちの田んぼは、
冬期たん水(とうきたんすい)と言って、
冬の間水をずっと田んぼにためています。

この時期、
用水路の水はまったく流れていないのですが、
北陸の冬、
放っておいても毎日雨か雪なので、
尻水戸(しりみと=田んぼの排水口)さえちゃんと閉めておけば、
勝手に水がたまっていくんです。

これが他の方の、
通常の田んぼの様子。

稲刈りが終わった後のままの状態で、
切り株があらわです。

秋、
藁のちらばる水田に堆肥やクズ大豆など、
微生物のエサになるものをまいてから水をはると、
イトミミズが増え、
イトミミズが土の中の有機物を分解して、
トロトロのやわらかい土の層ができるんだそうです。

トロトロ層ができると、
雑草の種が層の下部に沈み込み、
雑草の発生を抑える効果があるとかないとか・・・・。

ま、
現実にはそんなに簡単に抑草はできないんですが、
少しでもその効果を狙って、
全ての田んぼで冬期たん水をしています!

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●東京のマルシェに出店しています!

今後の予定は、
1月21日・3月10日(土曜日)@六本木アークヒルズ10:00-14:00
1月22日・3月11日(日曜日)@青山国連大学前10:00-16:00 

雨の場合はお米が濡れてしまう為、
出店キャンセルの可能性が高くなります。

こだわり栽培コシヒカリの、
小袋(2合・10合)と量り売り(1合100円~)、
無農薬コシヒカリの米粉クッキーなどを販売予定です。
減農薬コシヒカリは完売となった為、
12月以降のマルシェでの販売はありません。

●蚤の市

1月2月の出店はありません。
3月からまた出店再開予定です。
どうぞよろしくお願い致します!

ディープな富山を旅するツアー!

2012年1月9日 5:36 PM

富山って、
あんまり知られていないけれど、
実は見どことろもたくんさんだし、
美味しいものの宝庫だ。

でも、
立山黒部アルペンルートや、
世界遺産の五箇山や、
黒部峡谷トロッコ鉄道などなど、
ただ観光地に足をのばしてキレイだなぁと感じるだけで足早に通り過ぎて行ってしまったり、
ホタルイカだー、
シロエビだー、
寒ブリだー、
と旅館の席にポンと出されたものを食べるだけだったり、
従来の型にはまったツアーってそいういうものが多かったような気がする。

そんなんじゃない!
もっともっとディープに富山を知ってほしい!
と、
五感で感じる旅を企画していらっしゃるとやまスタイルさんのツアー、
にっぽんトラベルレストランin富山に、
何故か縁あって私たちも参加してきました~★
その様子をご紹介。

まずは、
南砺市(なんとし)福光(ふくみつ)の種麹屋さんから、
いきなりディープにツアースタート!

創業28年、
全国でも10数か所しかなく、
北陸では唯一の種麹店です。
へぇ~!
そんな貴重なお店が富山にあるなんて知らなかったです~!
県民として、
ちょっとうれしいじゃーないですかー♪

七代目のご主人。

話が長いですが(笑)、
麹や日本の食文化に対する誇りやこだわりについて説明していただきました。
人柄がダイレクトに伝わってきます。


写真上段:
この辺りは年末に「かぶらずし」を各家庭で作る風習が未だに残っているようで、
こうして麹を1折まるごと買っていかれる方も多いようです。
へぇ~。
かぶらずしの試食もいただきましたが、
美味♪

写真下段:
ツアー参加者は、
実は県外の方限定なんだそうです。
しかも一般的な募集はしておらず、
SNSなどの人とのつながりから、
ツアーに参加表明できる仕組み。

今回で4回目のツアーですが、
毎回ツアーは大人気で、
どうやらそのほとんどがリピーターの方々。

そして私たちは今回特別に参加させていただきましたが、
それも人とのつながりによるもの大。
で、
県外の参加者の方の多くも以前どこかで会った事がある方ばかりという。
不思議なツアーでした★

さぁ!
それでは今度は昼食へ。

五箇山(ごかやま)は、
白川郷と共に合掌造り集落として世界遺産に登録されていますが、
そんな合掌造り集落には一切立ち寄らず(→潔すぎ!)、
ポツンと1軒ある、
こんな怪しい看板のお店へ。

ご主人自ら、
鉄砲を担いで山の中で撃ってきた動物さんたちが素材。
ま、
ジビエと言えばカッコイイんですが、
もっともっとワイルドな感じ。

熊料理がメインで、
この日も熊の鍋などをいただきましたが、
他にもイノシシ・シカ・ウサギなど、
初心者にもやさしい(?)素材もあります!

ご主人のお話し、
なかなか興味深かったです。
目をキラキラさせながら、
猟のお話を聞かせていただきました★

次は岩瀬へ。

かつて、
北前船で栄えた街で、
廻船問屋の町家や料亭が並びます。
当時の街並みを再現しようと、
数年前からまちづくりが行われていますが、
その中心を担っていらっしゃるのが、
地元酒造会社の桝田酒造店さん。
満寿泉(ますいずみ)という日本酒、
富山では知らない人がいないお酒です。

社長自ら、
酒を作っている蔵はもちろん、
文字通りの蔵(よだれモノのワインがこれでもかーっと並んでます!)まで、
出し惜しみなく案内していただきました。

一同ただただ、
へー、ほー、はー、
とため息ばかり。

お酒造りにかける情熱はもちろん、
古い街並みを再生する事に対するこだわり、
リノベーションされた伝統的建築物に、
若いアーティスト(ガラス作家・陶芸家・木彫家)を呼び寄せたりと、
芸術と文化を育むコミュニティー作りに力を注いでいらっしゃるようでした。

お金はもちろんですが、
懐も器もそうとう大きくなければできないような、
そんな大きな野望をひょうひょうと語る姿が印象的。

最後は惜しげもなく、
日本酒飲み比べ♪
皆さん、
目をランランと輝かせていましたよ~。

私たちは時間の関係でここで退散しましたが、
ツアーはその後も、
農家が営む富山の精肉店・メッツゲライイケダ、
有畜循環型農業をされる・土遊野さんによる農家ライブ@富山の食材にこだわるイタリアン・クオーレ
さらには翌日から、
大門素麺の生産者を訪ねたり、
その大門素麺を砺波の散居村の伝統家屋で食したり、
この時期ならでは!氷見の寒ブリを食べつくしたり、
アートスペースVEGAではスノーアートを体験したり、
と3日間で、
ものすごいディープなラインナップ!

きっと、
富山の人にも富山のすごさを感じていただける内容。
こんなツアーが、
県外のお客様対象というのがものすごくもったいないような気がしますが、
これをきっかけに、
私たち富山県人こそがもっと!
富山の魅力に気付かないといけないんでしょうね!

改めて、
富山の魅力を感じた1日でした♪