富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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東京晩餐会 富山編 @六本木農園!

2011年9月17日 10:53 AM

おはようございます!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの、
情報発信・直売・経理・おやつ担当、
濱田ファームの影の代表と恐れられる(?)姫です。

今日は予定通り、
朝から雨が降ったので稲刈りは中止。

注:
雨が降ると籾が濡れます。
濡れた籾を刈り取ると、
籾に傷がつき品質にかかわります。
なので雨=稲刈り中止。

稲刈りが中止だからって、
悲しいかな休みというわけではなく、
ここぞとばかりに籾すりに奮闘するともまるです!
その籾すりの様子はまた明日くらいにでもお伝えするとして、
(のびのびでスミマセン!)、
今日はひとつ大事なお知らせを。

こせがれネットワークが、
東京のど真ん中・六本木で営業する六本木農園というレストランで、
故郷の料理でおもてなし!
東京晩餐会の3回目を開催します!

今回はなんと!
富山!!

山と海に囲まれた富山は、
お米・お酒・お魚など『うまいもん』の宝庫。
富山の定番自慢フードに加えて、
食事と合わせて楽しみたい地ビール・日本酒も用意されるこの晩餐会。
その中の企画として、
お米食べ比べワークショップが開催されます!

そう!
このお米食べ比べの中に、
我が濱田ファームのお米も参戦!
もちろん新米です!!

差し迫っておりますが、
日時は9月23日(金・祝日)18:00~21:30。
詳しくはこちらをご覧いただくとして、
東京にお住まいの富山県出身の方はもちろん、
濱田ファームのお客様、
また富山のお米を食べ比べたい方などなど、
多くの方に富山の美味しい食材に触れていただけたらと思います。

富山弁講座など、
お楽しみ企画も盛りだくさんだとか。
どうぞお楽しみに~♪

注:こせがれネットワークとは、
実家が農家だけれど都心で働いている人々の集まり。
農家を継ぐのはいろんな面で厳しいという状況を何とか変えて、
農業を魅力あふれる職業の1つに変えていこうと、
様々な活動をしています。

注:六本木農園は、
全国の生産者から新鮮な農産物を仕入れ、
農家の娘が料理をプロデュースし、
農家の息子がサービスする、
そんなおもしろい事を楽しんでやっている、
こせがれネットワークの農業実験レストラン。
私たちが訪れた時の記事はこちら

稲刈り5日目

2011年9月16日 4:11 PM

熱風吹き荒れる黒部ですが、
皆さまのお住まいのところはいかがでしょうか?

テレビや新聞で、
暑い日は無理せず木陰でこまめに休憩を・・・・
と注意喚起されていますが、
木陰・・・。
はて、どこに・・・?

そう、
見渡す限り広がる田んぼには、
木陰なんてそんな、
心休まるオアシスはありません!!!

無理せず、
と言われても、
今無理しないでいつ無理するんだ?!
そんな状況なので、
(適度に)無理せざるをえません。

昨日・今日と、
小さな田んぼばかりを刈りまくってました。

小さい、
つまり、
コンバインがちょっと進むたびに四隅にぶつかる。
ぶつかると、
バックして切り返してまたバックしてまた切り返して、
と、
ものすご~く時間がかかるのが小さい田んぼなのであります。

小さい田んぼばかり6枚並んでいる場所があるのですが、
この6枚を1枚にしちゃいたい、
いや、
いっそのこと畔を強引に乗り越えて突き進みたい、
そんな、
疲れも末期の症状にかられがちのともまるです。

でもそんな辛い日々も、
今日でいったん終わり、
かな?
明日は雨模様。
雨だと稲刈りできないので、
思う存分籾すりができます♪

でも、
雨はこの先ずーっと1週間続く予報なんだよね・・・。
1週間も籾すりしているわけにもいかないので、
どこかで天気が回復してくれることを祈るばかりです。

籾すりの様子はまた、
明日にでも★

稲刈り4日目!

2011年9月15日 10:59 PM

今日も朝から30度超え。
今年は本当に、
残暑の厳しい稲刈りとなっています!

暑いとそれだけで体力が奪われます。
逃げ場がない田んぼの中、
強い日射しに狙い撃ちにされ、
ヘロヘロ状態のともまるです。

まぁ、でも、
去年みたいに雨続きで稲刈りができず、
フラストレーションがたまりまくる年と比べたら!
今年は最高!
かな・・・?

さてさて、
コンバインで刈り取り・脱穀・選別された籾は、
軽トラの籾コンテナに入れられ
今度は作業所の乾燥機に運ばれてきます。

うちの乾燥機は4台のみ。
しかも全て中古!
えっへん!!

乾燥機がない状態から始めて、
(当時は乾燥施設で乾燥してもらっていました)
1年、また1年と、
1台づつもらってきたり譲ってもらったり(同じ意味?!)して、
なんとか4台にまで増えました。

籾コンテナと乾燥機の投入口とを、
こんな風にホースでつないで、
後は電源オン!

自動でコンテナの中の籾が排出され、
ホースの中を通って乾燥機の投入口へ。

籾がどんどん、
乾燥機へと吸い込まれていきます。

これが乾燥機。
写真で見ると大きさが伝わりませんが、
見上げるくらいの高さとでっかさです。

これで、
籾を一晩じっくりかけて乾燥。
水分15%くらい。
翌日、
きちんと乾燥されているかどうか、
こまめに水分計で計って仕上げたら、
さぁ!
今度は籾すりです!!

稲刈り3日目!

2011年9月14日 11:15 PM

いよいよ昨晩から、
恐怖の(笑)籾すり作業も始まりました!

籾すりしないと、
稲刈りできない。
稲刈りしたら、
籾すりする。

稲刈りと籾すりは、
切っても切れない関係なわけで、
この辺のところに、
稲刈りの辛さがあるわけです。

一般の方にはイマイチ理解しがたい状況だと思いますが、
これについてはまた後日、
きちんとご紹介したいと思います!

さて!
稲刈り3日目!

今日もコンバインでバリバリ・・・

あれ・・・?
手刈り・・・?

そう!
手刈り!

平成ももう23年だっていうのに、
こんなに世の中は発展しているっていうのに、
まだ手刈り。

実は、
田んぼの四隅はコンバインではうまく刈れないんですよねぇ。

仕方なく、
四隅の座布団1枚分くらいは手刈りして、
こうして置いておきます。

それにしても、
今年は質・量ともに、
良い予感!

もうね、
刈った感じ見た感じ、
すぐにその良さが伝わってきます!!

手刈りした稲穂は、
こうしてコンバインに入れて脱穀。

気をつけないと、
袖ごと持っていかれる危険性があるので、
この作業はともまるだけがやるようにしています。

コンバインの事故は、
毎年必ずどこかで起きていて、
巻き込まれる事故や、
補助の人がコンバインにひかれる事故もよく聞きます。

注意していても、
疲れや慢心などから事故は起きがち。
工事現場同様、
農作業の現場でも、
朝の作業確認や指さし確認は必須だと思います。

さて、
コンバインの中にはタンクがあって、
そこに脱穀された籾が貯まるようになっています。

満タンになると、
ピーピーピーピー教えてくれるので、
排出。

グイ~ンと、
ゾウの鼻のようなものがスルスル伸びてきて、

ブォーッっと籾が排出されてきます。

表現力にかなり欠けるので、
擬音語に頼るワタシ・・・。

籾は、
軽トラに乗せた籾コンテナの中へ。

勢いよく出てくる籾と一緒に、
実は、
ガラス質のカユカユ成分も大量に噴出されています。

これが皮膚にくっつくので、
稲刈り作業はかゆさとの戦いでもあります!

かゆさを少しでも和らげようと、
長袖・帽子・サングラスは必須、
首にはタオルをまいて、
少しでもカユカユ成分が入ってこないようにガード!

でも一番は、
シャワーをサーッと浴びること!
お昼に1回、
夕方に1回、
そして籾すり後の夜中に1回と、
この時期ともまるは何度もシャワーを浴びてます。

うんうん♪
今年は良い感じだ♪♪

さぁ、
この籾たち、
この後は乾燥機の中でゆっくりじっくり乾燥されていくわけですが、
その様子はまた後日。

稲刈り2日目

2011年9月13日 11:56 PM

今日も稲刈り日和り!
暑いけど、
バリバリ刈りまくりです!

うんうん、
コンバインって絵になるねぇ。
さすが、
農機具の中でも最も高いだけある!?

今年はとにかくお天気も良いし、
稲も倒れていないし、
田んぼも堅いし、
ストレスフリー!

どちらかというと、
楽しく刈り取り作業を進めてます★
なのでともまるも、
余裕のスマイル。

ま、
地獄はこの後やってくるんだけどね~。
恐怖の!
稲刈り&籾すりヨナベの日々!!
クックックッ。

今日はちょこっと、
このコンバインのご紹介でも。

コンバインは、
英語ではコンバイン・ハーベスターと言います。

コンバイン=あわせもつ・兼ね備える・組み合わせる
ハーベスター=刈り取り機

なるほど。
いろいろな機能をあわせもった刈り取り機の事と、
コンバインって略して呼んじゃってるわけですね。

コンバインは、
ただ稲刈りしてくれるだけの機械ではありません!
確かにこの、
前の部分でガチャガチャ動きながら稲刈りしている部分が、
大きく注目されますが・・・

刈り取った後、
私たちの見えないコンバインの内部で、
何と!
脱穀と選別をしてるんです!!

脱穀:稲穂から籾(もみ)をとる事。
選別:風で藁(わら)などを取り除く事。

昔で言う、
脱穀機と唐箕(とうみ)の役割。
コンバイン、
なかなかやるぜー!

ちなみに脱穀された籾は、
コンバイン内部のタンクにどんどん貯められていきます。

最後に、
藁を細かく裁断して、
コンバイン後部から排出しちゃいます。

藁の裁断の長さは、
なんと調節可能!
田んぼに透きこみやすい短い藁から、
畑などで使う長い藁までお好み次第です♪

これ全て、
昔は手作業でやっていたかと思うと、
気が遠くなってきます・・・。

逆に、
これ全てをコンバインがやってくれるわけですから、
そりゃーコンバイン、
すごいっす。
うぃっす。

この先2週間、
どうか壊れずにフル稼働してね★