富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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マルシェ@六本木アークヒルズの視察

2010年12月23日 3:29 PM

今回のマルシェ出店の前日、
早朝に家を出発して他の場所で開催されている、
また別のマルシェ・ジャポンを視察してきました!

六本木、
これまた名前を聞いただけでお洒落な雰囲気でクラクラしそうですが(笑)、
六本木アークヒルズで開催されているマルシェです。

青山国連大学前のマルシェとは、
テントや周辺の建物も全然異なるので、
また違った雰囲気でした!

お客さん気分で行くと、
マルシェってとーっても楽しい!
あんな店こんな店、
あんな物こんな物、
色とりどりの農産物や加工品に目が泳ぎまくり!
ついつい、
お財布の紐も緩みがち、エヘヘへ。

試食もいっぱいで、
coco様は超ご機嫌(笑)。
大好物の島バナナ、
ディスプレイされていた猿ともども奪い去り、
ムシャムシャ無言で食べていました・・・・。

ともまるはやっぱり、
同業の米農家が気になるみたい。
って言っても、
実は農家そのものが出店しているケースはここ六本木でも少ないようで。
ちょっと話を聞くと、
すぐにこの人米作ってないなってわかります。
皆さんすごく知識はあるんですけどね。
でも作ってない。
なので参考になる話が少なかったのも事実。

と、
突然始まったラテンの音楽に興味津々のcoco。
この日はサルサのイベントがあったようで、
会場内はノリノリのリズムで盛り上がってました♪

coco様、
サルサのダンサーの方が持っているマラカスを、
かごの中から勝手に持ち出そうとする・・・・。
挙句の果てに・・・・・、

一緒に踊り始めました(笑)。
しかもけっこうノリノリで(笑)。
さすがに保育園でもラテンミュージックはかかっていないのでしょう、
リズムに上手く乗れない様子でしたが、
おねーさんのリードで何とか形になってきた・・・・?

最後は、
会場内を皆で行進!
とーっても楽しそうでした!

マルシェで、
物をただ買うだけではなく、
こういう楽しいイベントがあると盛り上がりますよね♪

青山の方でもこの日は、
ポリネシアンダンスの催しがあったようで、
フラやファイアーダンスが見れたそうです。
それぞれのマルシェ主催者も、
いろいろ趣向を凝らしているんでしょうね。

六本木のマルシェの雰囲気をだいたいつかんだら、
今度はランチを食べに六本木農園へ。
今年いろんなメディアを騒がせていた、
こせがれネットワークが経営しているレストラン。

こせがれネットワークとは、
実家が農家だけれど都心で働いている人々の集まり。
農家を継ぐのはいろんな面で厳しいという状況を何とか変えて、
農業を魅力あふれる職業の1つに変えていこうと、
様々な活動をしているそうです。
その活動の1つがこの六本木農園。

全国の生産者から新鮮な農産物を仕入れ、
農家の娘が料理をプロデュースし、
農家の息子がサービスする、
そんなおもしろい事を楽しんでやっている農業実験レストラン。

お料理は、
素材をいかしたシンプルなもの。
きのこ鍋のきのこは本物だったし、
土鍋で炊いたご飯もツヤツヤピカピカで美味しかった!
ちょっと値段設定が高い(ランチコース2400円のみ)けれど、
でも生産者を支える意味での仕入れ価格なんかを考えると、
こういう値段になるのかな?

とにかくいろんな面がおもしろかった!
店主は園主と呼ばれてるし(→園主さんかっこいい!)、
「お客様来園で~す」とか真面目な顔して言ってるし、
ビニールハウスにテーブル席やらこたつ席やら作ってるし、
虫食いだらけの野菜を六本木のど真ん中で育ててるし。
何から何まで楽しんでやってる感じ。
農業もこうでなくちゃ!
既成概念にとらわれず、
いろいろ楽しんでチャレンジしなくちゃね!

そんな感じで、
この日は1日六本木をうろうろ視察。
ちょっと都会の人になれたような気がした、
田舎物ファミリーでした★

お土産は、
マルシェで買ったお米たち。
「ゆめぴりか」とか「つや姫」など、
今年の気になるお米をちょこっとづつ。
食べ比べるのが楽しみ~♪

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平成22年産・新米の直売については、
こちらをご覧下さい。

THE 決算!

2010年12月22日 2:48 PM

マルシェ・ジャポンから戻ってきたら、
翌日からすぐに農業簿記の講習会へ。
けっこー、
目がグルグルにまわりそうなくらいの忙しさで、
バタバターと講習会に参加したもんだから、
忘れ物だらけで講習を受けられる状態じゃなかった・・・・。

とりあえずテキストだけもらってきて、
すぐに退散・・・・。
いったい何しに出かけたんだろう・・・・。

とにかく!とにかく!とにかくーっ!!
12月は決算の月!
って、
今年ももうあと1週間で終わっちゃうから手遅れに手遅れ、
私ってバカバカバカー!
なトホホな状態です・・・。

と嘆いていても、
だ~れも助けてくれないので、
一つ一つ頑張って入力していくことにします。
ファイトー!

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平成22年産・新米の直売については、
こちらをご覧下さい。

マルシェ、ありがとうございました!

2010年12月21日 11:45 PM

今シーズン2回目のマーケット、
無事に出店を終えて、
寒い富山へと戻ってきています。

前回と同じ場所、
青山国連大学前でのマルシェ・ジャポン。

前回の反省点をいかし(?)、
ディスプレイも用意するものも準備万端!
でのぞんだつもりが・・・・。

結果はイマイチ。
売り上げもあまり伸びず、
お話しできたお客様も少なく・・・。
課題が大きく残る1日となってしまいました。

あ~、
何がいけないんだろうな~、
と反省点をともまるとあげつつも、
これだ!
という解決方法がイマイチ見つからないのも事実。

つまりはこれ、
スランプっていうやつかもしれません。
どーしよー、どーしよー、
どーしよーっかな。


とはいえ、
今回も多くの方々に助けられたマルシェ。

まずは私の両親。
ちょこまか暴れまくるcoco様の子守り、
いつも感謝感謝です。
本当にありがとう!

濱田ファームの手伝い(?)に、
毎回来ていただくSさんにOさん。
同じ言葉しか出てこないのですが、
本当にありがとうございます!

友人も何人か、遊びに来てくれました!
こういう機会でもないと、
なかなか会えない。
またまた同じ言葉だけれど、
本当にありがとう!

米粉クッキーを焼いていただいている、
n*cafeのKさん。
わざわざ会いに来てくださいました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!

そして今回は、
いつにもまして周りの農家の方との出会いがありました。
いろんな情報や交流を、
本当にありがとうございました!

結局、
マーケットって「売る」こと以上に、
こういう出会いがてんこ盛りだから、
きっと楽しいんだろうなぁ。
皆々様、
本当にありがとうです!

東京はクリスマス一色!
復活した表参道の街路樹のイルミネーション、
かねてから見たいと思っていた、
ミッドタウンの幻想的な光などなど、
クリスマス気分も大満喫できた今回のマーケットでした。

次回は来年1月。
1月15日(土曜日)マルシェ・ジャポン@六本木アークヒルズ
1月16日(日曜日)マルシェ・ジャポン@青山国連大学前
の予定です。
たくさんの出会いを楽しみにして、
2日間続けて頑張って出店したいと思ってま~す☆

お休み中です。

2010年12月18日 11:47 AM

●お休みのお知らせ 

12月18日(土曜日)~12月20日(月曜日)
マルシェ・ジャポン出店(詳しくはこちら)のため、
上記の期間お休みいたします。

この間にいただいたお米のご注文については、
休み明けの21日(火曜日)に返答させていただきたいと思います。

ご迷惑をおかけいたしますが、
どうぞよろしくお願いたします。

なお定期配達・発送の分については、
休み期間中でもお米をお届けいたします。

黒部も寒くなってきました。
冬の間田んぼに水をためて、
微生物を増やしたり抑草効果がると言われる冬期湛水、
今年もやってます★

田んぼにたまった水も、
薄~く氷が張っています。
寒いけれど、
でもキレイ!

皆様のお住まいの地域も、
日に日に冷え込みが厳しくなってきている頃かと思います。
どうぞお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。

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平成22年産・新米の直売については、
こちらをご覧下さい。

食味鑑定

2010年12月17日 10:36 AM

よく農家の間で言われる、
「うちのお米がイチバン!」。

たしかに。
自分の土地で自分の手で育てたもの。
どういう肥料でどういう風にどんな人間が育てたお米なのか、
作り手の農家自身がちゃんとわかっている。
もうその過程だけでイチバンだ。

自分のお米に自信があるのは、
もちろん素晴らしい事だけれど、
でも果たして本当にそうなんだろうか・・・・?
と、
疑問に思うこともシバシバ。

農家だからこそ、
実は他の農家や他の産地や他の品種のお米の事を、
よく知らないことが多かったりする。
だって、
食べるお米は山ほどあるんだもん。
わざわざ買ってまで食べる農家はあんまりいない。

なのに、
「うちのお米がイチバン!」
って、
やっぱりちょっとおかしいと思う。

芸能人が、
高級食材とそうでないものとを目隠しで食べ比べする番組がよくあるけれど、
人間の舌ほど曖昧なものはない。
それは、
食品業界に身をおいていたともまる自身がよーく知っている。

以前NHKのお米に関する討論番組で、
農家や米に係る仕事をする方々が、
新潟のお米や中国産のお米を食べ比べていただけれど、
実際美味しさに変わりはなかったとコメントする人が多かった。

だから、
うちは、
「我が家のお米がイチバン!」と、
自信を持ってはとても言えない。
美味しいとは思うけれど、
断言できない。

お米の美味しさは、
その人の好みにも大きく左右されるし、
炊き方や器、食べる場所の雰囲気、室温、食べる人などなど、
その時の状況によっても変わってくるだろう。
何よりそのお米に、
どういう思い入れがあるか、
誰がどういう思いでどういう風にどんな場所で育てたお米なのか、
そんなストーリーを知っているのと知らないのとではまた、
味が違ってくるはずだ。

だから、
うちは、
「我が家のお米がイチバン!」と、
自信を持って言い切れない。

果たしてうちのお米、
主観ではなくて、
客観的にどれくらい美味しいんだろう?
見た目で判断する等級検査ではなくて、
味そのものを検査して判断して欲しい!

そういう思いで、
去年から出品しているのが米・食味分析鑑定コンクール。
おそらく私たちと同じ思いで、
全国から意欲のある農家などが自慢のお米を出品。
今年はその出品数は2700ほど。

濱田ファームからは3品を出品。
こだわり栽培コシヒカリ・減農薬コシヒカリ・無農薬コシヒカリ。
それぞれ、
どれくらいの客観的な数値がでるのか?
あれだけ苦労して作っている無農薬の数値が、
とにかく気になる!!

鑑定は、
1次審査が食味計。
静岡製機株式会社の食味計を使用。玄米。
(会社によって数値が異なるのでどの機械の食味計かはとても重要!)
水分・たんぱく質・アミロース・脂肪酸・食味値を計測、
85点以上で2次審査へ進出。

なんだけれど、
この85点というのがかなり高い数値・・・・。
ザクッとした見解では3分の2がここで敗退。
食味を追求している意欲あふれる農家のお米が、
高い壁にいきなり阻まれるわけです。

2次審査に進むと、
今度は精米したお米を株式会社東洋精米機製作所の味度計で、
味度値を計測。
1次審査の食味値と2次審査の味度値を合算して、
上位40名が最終審査へ。
この上位40名に残る方はもう、
それこそテレビで紹介されたりする有名な農家の方ばかり。

最終的には人間の舌での官能審査となり、
投票により金賞などが決まるわけですが、
2次審査までは機械がバサッ!と数値でお米を判断してくれるわけで、
客観的なお米の美味しさを判断するひとつの材料になると思います。

さて我が家のお米、
今年はいかに・・・・?
とドキドキしながらページをめくると・・・・。

こだわり栽培コシヒカリは食味値83。
残念!2次審査まであともう一歩!
でも堆肥を入れたり農薬を減らしたりと努力している事が、
数値にちゃんと表れていてうれしかったのも事実。
ちなみに去年は79だった。
点数がもちろん全てではないのはわかっているけれども、
でもやっぱりうれしい。

減農薬コシヒカリ87点!
うわっ!けっこうな高得点!!
ちょっとビックリ(笑)。
正直ここまで点数が出ると思わなかった(笑)。
去年は83。
こちらも去年より確実にあがっている。

そして最後に無農薬コシヒカリ。
去年は出品するお米がなく断念しただけに、
とても気になるところ。
結果は・・・・

89点!
やっぱり高い!!
この点にどんな意味があるんだ?
と思われる方もいると思うけれど、
でも正直やっぱりうれしい。
あの、
田植え直後から夏中ずーっとテデトール(雑草とひたすら手で取る事)してきた苦労が、
少し、本当に少しだけ(笑)だけど、
報われた気がする。
と同時に、
来年もやっぱりテデトールがんばろう!
という気持ちにもつながった。

減農薬・無農薬コシヒカリともに2次審査に進んだけれど、
結果は上位40名には残らなかった。
まだまだだ。
まだまだだ。
まだまだなのだ。
美味しいお米を作る道は、
まだまだまだまだまだまだ続くのだ。

コンクールもひとつの、
客観的なお米の美味しさをはかる方法だけれど、
こちらもうひとつご紹介。

一農家では大変珍しいと思うけれど、
食味計を持っている方が近くにいらっしゃる。
以前からお米は等級検査ではなく、
食味計での数値で美味しさや値段が決定されてもいいのでは?
と考えている方。
だから家に食味計。
こんな小さい機械なのにサンビャクマンエンだって・・・・。

その方にお願いして我が家の3種類のお米の、
それぞれの食味を計測していただいた。
機械はケット。
検品は玄米。
つまり、
一番点数がでない状況。

これは無農薬の数値で77。
減農薬は75、こだわり74。

計測の後は、
しばし今年の米作りや来年以降の栽培の課題など、
いろいろと教えていただく。
60を越えてなお、
有機栽培への熱い情熱とビックリするくらいの行動力を持っている方に、
敬意を抱くとともに、
改めて米作りのエネルギーをたくさんいただきました。

数値はあくまでも数値。
お米の美味しさを物語る全てでは絶対にない。
私たちはそう思っている。
でも、
数値はあくまでも数値。
お米の美味しさを正直にあらわしているのも事実だ。

数値を恐れず、
数値にとらわれず、
来年も美味しいお米を作りたい。
そしてそれをお客様にお届けしたい。
そう改めて思った濱田ファームでした。

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●マルシェ・ジャポンに出店します!
12月19日(日曜日)@青山国連大学前 
減農薬コシヒカリ・こだわり栽培コシヒカリの300g&1.5kgの、
小袋と量り売り。
無農薬の米粉や米粉クッキーもあります♪
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

●お休みのお知らせ 
12月18日(土曜日)~12月20日(月曜日)
マルシェ・ジャポン出店のため、上記の期間お休みいたします。
この間にいただいたお米のご注文については、
休み明けの21日(火曜日)に返答させていただきたいと思います。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いたします。
なお定期配達・発送の分については、
休み期間中でもお米をお届けいたします。

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平成22年産・新米の直売については、
こちらをご覧下さい。