田植えまでの田んぼの準備は、
以下のスリーステップ!
1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)
以上、
今年2010年、
平成22年の米作りの中から、
田んぼの準備についてご紹介いたしました!
約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。
注:育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)
1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用と農薬による消毒・出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(1回目・2回目・3回目)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽(1回目・2回目(ストーブ使用))
10:苗を並べる(1回目・2回目)
11:潅水&温度管理
(プール育苗・直売用:4/24緑化中・5/1プール潅水・5/8苗の様子)
(通常の育苗・苗販売用:5/2失敗編・5/8苗の様子・5/11潅水と換気の様子)
番外:他農家さん見学ツアー
以上、
今年2010年、
平成22年の米作りの中から、
育苗についてご紹介いたしました!
で、
恥ずかしながら、
我が家の苗の様子です・・・・。
他農家さんの苗と比べられると、
本当に恥ずかしい、
&落ち込むんですが・・・・。
モサモサ~。
まっ、
長い苗を作ろうと無理矢理やってますから、
しょうがないのかもしれないけれど、
それにしてもモサモサ~。
もうこれ以上長くはしたくないので、
昼も夜もガンガン喚起しまくりです!
あと、
場所による苗の長さの違いがありすぎるのも悩みのタネ。
もっとキレイにビシっと長さを揃えたいところ。
って、
これはあくまでも販売用の苗なので、
どうしても見た目を重視してしまうんですが、
田んぼに出ちゃえばね、
あんまり関係ないんですけどね、
ゴニョゴニョ・・・。
そしてこちらは、
自家用の苗(直売用)のプール育苗。
こっちは!
無心で作っているからなのか、
スミマセン!
なかなかいい苗です(笑)。
長さも太さもバッチシ、
見るからに健康な苗!
4月下旬の寒い中でも昼夜喚起が効いている感じ。
プールはそれでなくても長くなりがちなので、
やっぱりどんなに寒くても夜も喚起でちょうどいいのかも。
あっ、
ちなみに、
プール育苗の方はいわゆる中苗で3.5葉。
販売用は稚苗で2.5葉。
ちょっと専門的だけれど、
このブログを読んでいるのはどうやら農家の方が多いみたいなので、
まっ、いっか(笑)。
ここまではコシヒカリの苗でしたが、
ここからはコシヒカリ以外の苗の様子。
これは黒米で紫宝というもち米の品種。
葉先がちょこっと黒いです。
右の写真で、
奥のコシヒカリの緑の苗と比べると、
手前の紫宝が黒っぽいのがわかりやすいでしょうか。
こんな風に適当(!)に播いた、
赤やら黄やらの稲の苗も成長中です!
やっぱり発芽率やら苗の育ちには、
かなりのバラツキがありますが、
ま、
これは遊びなので最後まで楽しみましょう!
———————-
こんな具合で、
濱田ファームの苗は現在ハウスの中でスクスク成長中。
そして!
いよいよ!!
明日から!!!
田植えスタートですっ
苗を作り始めてまだ5年、
販売を始めてたった2年、
のピヨピヨ苗担当のワタシ・・・・。
何か、
考えれば考えるほど負のスパイラルにはまっていっているような気がして・・・。
前はこんなんじゃなかったのに。
気楽にドカーンと作っていて、
初心者だからもう、
それはそれは怖いもの知らず。
でもそれなりにいい苗に育っていた(と思う)。
それが、
3年4年と経つにつれ、
さらに販売を始めて他農家さんから苗のリクエスト、
長くて根っこがそれほどはってない取り出しやすい苗(・・・・)、
そんなのを聞けば聞くほど、
もう何が何だかわからなくなってしまった・・・・。
ので、
ここは他の、
苗を作って販売している大農家さんの苗を見せてもらおう!
ついでにいろいろ聞いちゃおう!
と、
この時期(米農家にとっては超多忙)にはありえない、
前代未聞の苗見学ツアーをワタクシ単独で決行!
大農家さんのハウスに乗り込んで、
遠慮なくビシバシ質問の嵐を浴びせてきちゃいました!
あっ、
一応遠慮するところは遠慮して、
昨日、
雨天のわりと暇な日にちを選びましたよ~、
あしからず~。
ま、ず、は!
山の上の若きドン!?
山手の農家の苗を牛耳ってるんだから、
ドンという呼び名もだてではなかろう(笑)。
巨大な燈籠、
またの名を黒部の山の灯台?!がそびえる家を目指して、
山の上へ!
そこには10数棟のビニールハウスの中で、
スクスクと育つ苗の海が広がっていました!
何とその数、
17000枚!
クラクラ~。
聞いただけで眩暈を起こしそう~。
ちなみにうちは、
たったの2800枚ですから・・・・。
もうケタが違います!
その膨大な量の苗の管理について、
潅水時間から販売方法まで根堀葉堀。
お次は、
黒部の名門中の名門!
天皇陛下へ献上されるお米を作った事もある農家さんで、
黒部自家製小麦パン作り協会会長(仮名称)さん。
これまたキレイな、
見るからに頑丈そうな苗がビシッと並んでました。
8000枚。
ワタシなんてたかだか2800枚の苗の管理でピーピー言っているっていうのに、
皆さん、
本当にすごいなぁ。
って、
ペーペーに言われたくないかもしれませんが、
やっぱり長年代々その家で培ってきたノウハウがそうさせるんだろうなぁ。
そのノウハウを、
ごっそり引き出そうとするワタシ・・・。
でも、
笑顔で答えてくれる会長夫婦。
あっ、
会長って言うと何だか年とってるみたいですが、
私たちと同年代ですから~。
最後にもう1件。
急遽ツアーをお願いしたのは、
同じ地区の同年代、
にもかかわらずあまり親交がない農家さん。
いろんな方から、
あそこはいい苗を作るよ~、
という噂を聞いていたので、
前々から興味津々。
っていうか、
今でこそうちから苗を買ってもらっている人のほとんどが、
以前はその農家さんから苗を買っていた。
たまたま今は、
うちの方が近くて便利だから買ってもらっているだけで、
きっといろいろ比べられてるんだろうなぁという思いもあったし。
かな~り勇気を出して伺ってみたら、
ビックリするくらい親切にいろんな事を教えてくれた!
ワタシがかわいかったからかな・・・・。
って、
ホントーにスミマセン!
ただただただただ疲れているのですぅ、うふふ。
それにしてもビシッとそろった苗!
に、
ハウスのパイプを利用しての葡萄を栽培されていて、
何だか心癒される空間でした。
——————
それにしても、
皆さん本当に親切に長年つちかったノウハウを、
惜しげもなく(たぶん・笑)情報提供していただいて、
感謝感謝です!
勇気とやる気と時間を捻出して、
ツアーしてみてヨカッタ!
ちなみに、
写真撮影もブログ掲載も、
どちらも皆さん快く許可していただきました★
重ねて、
ありがとうございました!
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で、
肝心のうちの苗はどうなのよ?!
ってな感じなのですが、
とても同じ記事上に公開できない有様なので、
というより、
この記事長すぎなので、
また改めて明日にでも!
田植えまでの田んぼの準備は、
以下のスリーステップ!
1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)
で、
2:の荒くりまでは既に終了していて、
残すは代かきのみ!
実は、
ゴールデンウィーク中のトラブルいろいろの中には、
この、
トラクターの故障がありました・・・・。
つい1ヶ月前にも、
こんな風に壊れたばかりだっちゅうのに、
今回はオイル漏れ・・・・。
あえなく緊急入院。
そのせいで、
予定していた代かき作業は1日遅れに!
この時期の1日遅れはつらい!
もうお尻に火がついちゃうよー!
代かき中のトラクター後姿。
荒くりとあんまり絵的には変わらないんだけれど、
トラクターにくっついている作業機が、
ロータリーからハローというのに変わってます。
えっ?
わからない?!
はい、
実は私もあんましよくわかりません、
がっはっは。
今日は、
小さな田んぼ(1反部=300坪=10アール)ばっかりを、
朝から晩まで代かきしてました。
小さい田んぼだと、
やってもやっても端にあたって、
ターンばっかり。
ちっともはかどらないわ、
移動はしなくちゃだわ、
とにかくメンドクサイ!
小さい田んぼで代かきしてグルグル回る様子が、
夢に出てきそう!
と、
隣でともまるが申しております(笑)。
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平成21年産のお米の直売について、
詳しくはこちらをどうぞ。