富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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グッとこらえて、の、代かき

2010年5月12日 11:47 AM

またまた今日も、
はっきりしない天気・・・・。
いや、
昨日と今日だけに限らず、
この先もしばらくは微妙な天気が続きそう・・・。

こういう天気だと、
田植えをすべきかしないべきか、
非常ーに迷う!

ともまるとともパパ(又はワタシ?!)、
身内だけでやるんだったら、
その時間帯でその都度やるかやらないかを判断すればいいんだけれど、
お手伝いに来ていただく方もいる田植えは、
そうは問屋がおろさない。

やるかやらないか、
朝ビシッと決断してあげないと、
その人の1日をダラダラ拘束するだけになってしまうから。
いや、
その分賃金をお支払いできれば一番いいんだけれど、
それもまた問屋がおろさないもんで。

で、
今日の早朝の天気予報から総合的に判断して、
田植えは中止!
まだたまりまくっている代かきをすることに。

手前は、
他所の農家さんが既に植えた田んぼ。
奥、
トラクターが動いているのが代かきしている田んぼ。

それにしても・・・・。
毎年必ずそうなんだけれど・・・・。
はっきりしない天気予報の時、
田植えをする!
って決めたらその後必ず雨。
今日はやめておこう!
って決めたらその後晴れてくる。

今日もまさにそう!
田植えをしないとなったら、
天気が良くなってきた!
どころか、
日までさしてきた!

もう、
ここまでくると笑っちゃいます。
いや、
笑わなきゃやってられません。

米作りは年々わかってきたつもりになっているけれど、
天気だけはまだまだだな。

ところで、
どうして雨だと田植えができないかというと。
田植えの際、
苗を植えると同時に肥料もまくんですが、
その肥料、
雨に濡れたりすると湿気てしまい、
うまく田植え機から排出されなくなっちゃうんです。
だから。

決して、
人間様が濡れちゃうのがイヤだからじゃーないですよー、
って、
それもちょっぴり理由のひとつだったりして★

育苗 ~潅水と換気~

2010年5月11日 8:30 PM

いつもそう。
田植えの時期は毎日、
雨なんだか曇りなんだか、
どうにもこうにもはっきりしない天気が続く。
だから、
天気予報とにらめっこ。

テレビに新聞、
ラジオにネット、
さらにはレーダーでの雲の動きまで、
ありとあらゆる天気予報をチェックして、
予定を決めていく。

だって、
雨が降ると基本的には田植え、
できないんですよねぇ・・・。

実は今日も、
大方の天気予報が曇りだったので、
大丈夫だろうと田植え2日目決行しました!
ら。
午後からどしゃ降り・・・。
あえなく田植え中止・・・・。

で、
その後はず~っと、
まだまだ残っている田んぼの準備の代かきやってました~。

さて今日は、
育苗の過程の中から、
毎日の管理作業の様子でもご紹介しましょう!

(注:ここで紹介するのは、苗販売用の苗の管理の様子。
直売用はプール育苗で、管理方法が異なります。)

これは潅水、
つまり水をあげている様子。
細かいミスト状の水が出ているのがわかりますでしょうか?

自動潅水と言って、
蛇口をひねると勝手にハウス全体の潅水をしてくれる、
という優れもの。
優れものなんだけれど、
潅水ムラも多々あって、
水の行き届かないところもあるのが難点。

なので、
自動潅水の後は、
必ず手動潅水!
長い長いホースをひっぱりながら、
ひと箱ひと箱の苗の様子を確認して水をあげていきます。

潅水はほぼ毎日の作業で、
朝1回。
天気が良かったり風があったりする日は、
お昼からもう1回。
時間と根気と体力のいる作業です。

次に温度管理。
ハウス内の気温は、
お日様がさすと一気に温度急上昇!
逆に、
曇ってくると一気に温度急下降!!
と、
ジェットコースターのように上がったり下がったり。

なのでいつも天気とにらめっこして、
ハウス内を適温に保つようにしています。

とはいえ、
その方法はかなり原始的(笑)。
クルクル~と手動でまわす窓の開閉のみ。
大きく開けると温度が下がり、
小さく閉めておくと温度が上がる。
ね(笑)?!

お天気がいい日は、
め~いっぱい窓を開けて。
目に飛び込んでくる緑がまぶしいです!

それにしても、
今日は寒いなぁ。
明日はもっと寒いらしいし。
家の中、
ストーブ復活か?!

——————————

平成21年産のお米、まだまだあります!
ありすぎてちょっと恐怖です(笑)!

初めての方はもちろん、
お久しぶりの方、
ちょっと迷っていた方、
農家だけどよそのお米が気になるという方、
どんな方でも問題なし!
田植え中でもいつでも、
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい☆

直売について詳しくは、こちらをどうぞ。

田植えスタート!

2010年5月10日 3:24 PM

どんな仕事も、
いや遊び(例えば旅行とか?!)でさえ、
段取り7割・実際の仕事1割・片付け2割、
そんな感じだと思うけれど、
田植えも全くそう!

育苗田んぼと並行して行ってきた、
長かった長かった田植えの準備を終え、
あっ、
いや、
正確にはまだ続行中だけれど、
とりあえずひと段落して、
とうとう今日から田植え、
スタートしました!

田植え、
楽チンです(笑)。
だって田植え機が全部やってくれるから、
うふふふ。

と、
油断していたら・・・・・

何故か田んぼの真ん中に突入している、
ともパパとお手伝いの方・・・・。

今日は必要ないはずの、
田んぼ長靴までしっかり用意して、
一体何をやってるんだ?!

注・田んぼ長靴は、
ぬかるんだ田んぼの中でも自在に動ける、
ちょっと細めの長靴なんです♪
普通の長靴では田んぼの中は、
いかにベテランとはいえまともにに歩けません!

あっ!
肥料を手で播いてる!
ぷぷぷ、
さてはやっちゃったな!!

本当は、
田植えと同時に田植え機が、
肥料も除草剤も同時に播いてくれるんですが、
時々そのスイッチを開くのを忘れて、
このようは最悪な事態になってしまうんですね。

1反部(300坪)の小さな田んぼの、
16列だけだったのでまだ救われました~。

休憩中、
何やら難しい顔して確認中のともまる。

どの田んぼが、
どれくらい面積があって、
どういう苗を使って、
どの肥料を使用するか、
そんな事が細かく記載されている表。

どうやら、
今日予定していた田んぼが、
思いの他柔らかくシャバシャバで田植えがしづらいようで、
同じような地質の田んぼを避けて、
予定変更したいみたい。

それにしても、
難しい顔しているけれど、
足は用水の水にしっかりつかっているのが笑えます。

予定変更と、
この後の段取りをみんなで確認。

作業内容・予定などは、
手伝いにきていただいている方にも、
しっかりきっちり伝えるようにしています。
先が見えず、
わけがわからないまま手伝うのって辛くないですか?

だから、
情報はみんなで共有。
そうすれば、
もっといいアイデアが出てくる事も多々ありますから!

さぁ、
サクッと予定変更して、
この後は問題なく順調に田植えを行いました~。

濱田ファームは、
うちの田植え機が許す限りの粗植。
苗と苗の間隔が、
他の農家さんが植えた田んぼよりかなりあいてます。

ちょっと専門的だけど、
45株植え、14枚くらいかな。
これでも、
収穫量は変わらないし、
稲株も大きくガッシリ成長します!

おまえら、
世間の荒波に負けることなく、
大きくなれよ~っ!!!

田んぼの準備過程

2010年5月10日 3:21 PM

田植えまでの田んぼの準備は、
以下のスリーステップ!

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

以上、
今年2010年、
平成22年の米作りの中から、
田んぼの準備についてご紹介いたしました!

育苗の過程

2010年5月10日 3:08 PM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

注:育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用農薬による消毒・出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(1回目2回目3回目
8:ハウスへの苗出し
9:出芽(1回目2回目(ストーブ使用)
10:苗を並べる(1回目2回目
11:潅水&温度管理
(プール育苗・直売用:4/24緑化中5/1プール潅水5/8苗の様子
(通常の育苗・苗販売用:5/2失敗編5/8苗の様子5/11潅水と換気の様子

番外:他農家さん見学ツアー

以上、
今年2010年、
平成22年の米作りの中から、
育苗についてご紹介いたしました!