富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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はしゅー!

2010年4月15日 9:51 PM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用農薬による消毒・出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・直売用とビニールハウス・出荷用)

そしていよいよ今日は、
春作業のちょっとしたイベントともいえる、
7:播種の様子をお伝えしま~す☆

見よっ!
これが播種作業の全貌じゃ!
といっても、
一般の方にはよくわからないですよね。
では、
ひとつひとつの行程を詳しく見ていく事にしましょう!

あっ、
播種(はしゅ)というのは、
種を播く作業の事です。

まずは左の写真、
育苗箱と呼ばれる長方形の箱の底に、
専用の紙を1枚ぺら~んとしいていきます。

次に右の写真、
その育苗箱を播種機にセット。
そうすると、
グルグルとベルトコンベアの上に乗って、
箱が前方に移動。
移動中に・・・・

左:床土(とこつち)が適量入り、
右:水がこれまた適量かけられ、

左:種籾が適量まかれて、
右:最後に覆土(ふくど)がかけられる。

おぉ~!
素晴らしい!!
勝手に種まきをしてくれちゃった!!!
ビバ!
えっ?
ビバ??
そう!
ビバ!播種機!!!

最後に箱を取り上げて、
パレットの上に積み重ねていきます。

合間合間に、
左:種籾を機械に補充したり、
中央:フレコンに入った土を変えたり、
右:いっぱいになったパレットをトロッコで移動させたり、
と、
いろんな作業があるので、
播種は人手が必要。

うちはいつも5人でやっていて、
もっと少数精鋭でバリバリやってもいいような気もするけれど、
バリバリやると疲れるので、
のんびりゆったり5人体勢(笑)。

この日の播種は、
苗箱1100枚分。
珍しく何のハプニングもなく、
午前中で終わりました♪

この後、
時期をずらして2回目(1800枚)、
3回目(200枚)と播種作業は続きま~す★

種籾の風乾と播種準備

2010年4月14日 10:19 PM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用農薬による消毒・出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・直売用とビニールハウス・出荷用)

今日は、
5:風乾の様子・・・・
と言いたいところなんですが・・・・

写真データを誤って削除してしまって(涙)、
写真これだけしかない・・・・。

まっ、
風乾の名前どおり、
種籾を扇風機の風で乾かすだけなんですけどね・・・・。

乾いてないと、
次の行程7:播種で、
うまく種をまけないので。

で、
今日はおまけで、
その、播種の準備の様子でもゆっくりとご覧下さい。

播種(はしゅ=種まき)は、
春作業のちょっとしたイベントです。
田植えもまぁ、
イベントではあるんですが、
アウトドアで皆さんから注目される田植えと違って、
播種は作業所の中でひっそりと秘密裏に(?)行われているので、
一般の方にはあまり知られていない作業かもしれません。

これが播種機。
田植えで田植え機が必要なように、
稲刈りにコンバインが必要なように、
播種ではこの播種機が絶対必要!

土を入れてくれて、
水をかけてくれて、
種を播いてくれて、
最後にもう一度土を入れてくれる、
とんでもなく働き者の機械です。
1年に1回だけしか働かないけどねー。

播種機の確認をしたら、
それ以外の資材などなどを準備。

播種はとにかく場所をとりまくる作業。
うちの作業所はけっこう広いので恵まれているけれど、
それでも大量の資材をどの場所に置くのか、
というのがかなり重要。

年々経験を重ねていく中で、
あれはこの辺り、
これはあの辺り、
とベストポジションがわかりつつありますが、
それでも1年に1回だけの作業なのですぐに忘れます。

なので、
忘れないように配置図をきちんと記録。
これでもまだ、
年々改良を加えていかなくちゃーだなー。

配置図を確認しながら、
いろんな資材を配置していきます。

左:苗箱
長方形の箱で、
これに種を播いて苗を育てて田植え機にセットします。

中央:床土
苗床の土のこと。
つまり、
種の敷布団みたいなもんかな。

右:パレット
米農家は、
全ての資材は基本的に、
フォークリフトで動かします。
なので大量のパレットが必要。

と、
そこに業者さん登場!
覆土(ふくど=種の掛け布団)をフレコンで配達しにきてくれました。

ねっ?
とにかく全てが大量で重いので、
フォークリフトはマストなのであります。

覆土の配置もオッケー!
あとは、
水と人手とおやつと、
えっとえっと、
あとは何だっけかな?

いよいよ明日は、
播種作業の様子をご紹介しま~す!

——————————

平成21年産のお米、まだまだあります!
詳しくは、こちらをどうぞ。

種籾の催芽

2010年4月13日 10:38 PM

そういえばトキ、
2羽目がここに来ているみたいですね。
1羽目のときめきちゃんは、
ここに住み着いてもうすぐで1年。
2羽目も定住するのかなぁ・・・?
いろんな意味でドキドキ(笑)。

さてさて、
さすがにともまるもこの時期はバリバリ働いていて、
毎日ブログを更新していても、
その仕事の速さに追いつけません!
もっともっといろんな仕事をしているのに、
なかなかブログで紹介しきれない!
悔しーです。
負けてる気分です、ワタシ・・・・。

とりあえず今日まずは、
育苗の作業の様子から。
約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用農薬による消毒・出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・直売用とビニールハウス・出荷用)

今日は、
5:催芽の様子。
「さいが」と読みますが、
温かいお水の中につけて、
種籾の芽を出させる作業です。

じゃじゃ~ん!
これが催芽機。
1年に1回、
この時期だけしか使わないムカツク農機具の代表格です(笑)。

緑のカバーをパカっとあけると、
内部はこんな感じ。

タンク内の水が、
シャワーとなって循環。

水温は30度に一応、
保ってくれてます。
それくらいしてもらわなきゃね、
ぷんぷん。

右の写真は、
ご家庭でよく見かけるお酢です、お酢。
温湯消毒した種籾は、
ここでもう一度念のため殺菌。

催芽機にぴったりと張り付く怪しいともまるですが、
何をしているのかというと、
芽がどれくらい出ているかをチェックしているだけです。

ちょこっと取り出してみて、
さらに確認。

種籾がふっくらして、
ほんのちょこっと芽が出ている状態。

出なさ過ぎもダメ、
出すぎもダメ、
で、
最初の頃は夜な夜な1時間おきくらいに確認していたともまるも、
経験を積んできたようで、
この状況だとこの時間でオッケー!
とわかるようになってきてずい分楽になったみたい。

だてに、
毎年の作業内容を細かく記録していたわけではなかったようです★

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平成21年産のお米、まだまだあります!
ありすぎてちょっと恐怖です(笑)!

初めての方はもちろん、
お久しぶりの方、
ちょっと迷っていた方、
農家だけどよそのお米が気になるという方、
どんな方でも問題なし!
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい☆

直売について詳しくは、こちらをどうぞ。

井ざらい?江ざらい?

2010年4月12日 10:27 PM

「井ざらい」なのか?
はたまた、
「江ざらい」なのか?

どちらが正しい名称なのか、
濱田ファームの永遠の謎です・・・?

本来は、
「井ざらい」が正しいみたいなのですが、
でも、
富山でもこの地区では、
「い」という単語を「え」と発音する事が多いので、
だから「いざらい」も「えざらい」とここでは言います。
だから、
「江ざらい」になったのかな?

どっちでもいいけど、
「井ざらい」とか「江ざらい」とか一体なんなのよーっ!
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

田んぼでお米を作っていく上で、
非常に重要な作業。
そして地域の人と協力して行う作業の事。

用水の掃除の事です。
一冬の間にたまったゴミや泥を、
鍬(くわ)できれいに掃除していきます。
泥なんかはけっこう重いのでかなりの重労働。

例外にもれず、
この地域も農家の高年齢化が進んでいて、
お年寄りの方には辛い作業。
かといって、
その息子さんたちの世代で参加する人もいないし。
1人、また1人、と、
年をおうごとに人が少なくなっていっています。

加えて、
今年は雨だったし・・・・。
写真撮るのも大変だったので、
この1枚だけ・・・・。

このままいくと、
近い将来この作業に参加する人がいなくなるんじゃないかと、
本気でおびえています。
長い長い水路を、
ともまる1人で掃除するなんて、
ちょっと現実的じゃーないですからねー。

耕作放棄地問題はよく取り上げられるけれど、
「井ざらい」「江ざらい」問題も、
そろそろ不気味な足音をたてて、
実はすぐそこまで来ているのかも・・・。

あぅ、
恐ろしいよ~。

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お米の直売については、こちらをどうぞ。

田んぼを起こしまくり!

2010年4月11日 9:56 PM

育苗と同時進行で、
田んぼの準備も着々と進んでいます!

田植えまでの田んぼの準備は、
以下のスリーステップ!

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

地域によって作業名はさまざまのようで、
特に2の荒くりは、
この地域独特の言い方のようです。

既にトップギア全開なので、
朝から晩まで働いているともまる。

朝はだいたい5時ごろからからかなぁ。
晴れていると、
山から上ってくる朝日が拝めます。

これでもきっと、
他の農家さんと比べると遅い方なんだろうなぁ。
5時に田んぼにでると、
既に軽トラが何台もウロウロしてるもん。

昨日は1日いいお天気に恵まれて、
ずい分耕起の作業もはかどりました!

保育園がお休みのcoco、
他に連れて行くととこもないので、
いつものように田んぼの中をお散歩。
お父さんを発見すると、
体全身で「おとーしゃんっ!!」と叫び、
手をぶんぶん振りながら駆け寄っていきます(笑)。

一緒に、
3時のオヤツもいただきました。
おとーしゃんのお膝の上にちょこんと腰掛けて、
せんべいをバリバリ。

さらには、
大好きなトラクターにまで乗せてもらいました!
今まで何度もエンジンのかかっていないトラクターには乗っていたcocoも、
エンジン全開の大爆音のトラクターには、
ちょっとビックリ?!

その後は、
ともまるも集中してひたすら起こしまくり!

ちょっと立ち止まって見ていただければわかるんですが、
トラクターはものすごいのんびりのんびり耕起してるんですよ。
いや、
早く走ろうと思えばどれだけでも走れるんですが、
起こしながら走るとなると超ノロノロ運転。

なので、
全ての田んぼの耕起の作業はすごくすごく時間がかかり、
さらにこの後、
荒くりと代かきと同じ田んぼに3回も入らなくてはいけないため、
春の作業はとにかく時間がかかり忙しくなります。

あっ!
ともまる号(シルバー)の向こうに、
ともパパ号(オレンジ)発見!!

そう、
ともまる1人ではとてもとても終わらないので、
冬の間スキーに海外ゴルフにと、
悠々自適な年金生活を送るともパパも、
この時期からは米作りを手伝ってもらってます。

ともパパも、
耕起にビニールハウスの準備に、
さらにはこの後の育苗の作業のもろもろにと、
フル回転で働いてもらう予定です!

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直売について詳しくは、こちらをどうぞ。