富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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はしゅー、2回目! ~いろんな種~

2010年4月22日 10:40 AM

昨日は、
2回目の播種(はしゅ=種まき)作業の1日でした!

2回目?!
そう、
2回目!
実はこの後、
3回目も待ち構えていますっ!

田んぼの面積がある程度広い場合、
田植えの作業もそれなりに日数がかかります。
うちの場合は2週間くらいかなぁ。

田植えにちょうどいい具合に成長した苗を植えたいので、
播種を数回に分けて、
成長をずらしているわけなんですねー。

播種が3回あるという事は、
11段階ある育苗の行程も3回。
はっきりいってウンザリです(笑)。
長期戦です。
だから春は忙しいのでありやす。

さてさて、
播種の詳しい様子は、
1回目の様子(1100枚)をご覧いただくとして、
今回2回目は1700枚の播種に加えて、
いろんな種類の種をまいてみました!

じゃじゃ~ん!
手動!!

ちゃんとした全自動の播種機は、
コシヒカリ専用!
で、
他の種類の種籾を混ぜたくないので、
この、
どこかの納屋の奥~の方に眠って埃をかぶっていた、
古い手動の播種機を使用。

手でぐるぐる回して、
苗箱に種をまき土を落としていきます。

この播種機では、
去年大好評ですぐに完売してしまった黒米と、
自家用のもち米の2種類をまきました。

さらに、
観賞用というか遊びというか何というか・・・・

品種名がよくわからない、
赤やら黒やらのお米の種を入手したので、
こちらもまいてみる事に。

一応、
種をくれた方にも、
農業振興センターの方にも、
品種を確認してみたんだけれど不明なんだよね。

とりあえず育ててみて、
キレイな稲穂の様子を観察してみようかなぁと。

こちらにいたっては、
手播き(笑)。
まっ、
こんな遊び心もたまにはいいでしょう!

今回播いたいろんな種類の稲は、
この後、
手植え・手刈り・天日干しします!
遊び、遊び♪

苗ならべ

2010年4月21日 11:07 AM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用農薬による消毒・出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・直売用とビニールハウス・出荷用)

今日は、
10:苗をならべる作業の様子。

ビニールハウスの中で、
何やらうごめく3人の姿。
もわぁ~とカメラが曇ってしまって、
よくわからないですね・・・・。

本当は、
お天気が良ければハウスの中も気温30度を越える事が多いので、
ハウスの窓を開けて作業できるんですが・・・。

今年は寒い!
本当に寒い!
締め切っても20度を越えないし・・・。

あまりに寒いと苗もビックリするので、
なるべく温かい中で苗を並べようと窓を閉め切ったんですが、
おかげでモワモワです。

レンズの曇りをふき取って、
気を取り直して撮影!
でもちょっと曇ってるか・・・・。

芽がちょびっと出た苗箱を、
ハウス1面に広げる作業が苗ならべ。

微妙に重い苗箱。
だいたい8kgくらいかなぁ。
それを持って、

地面においていきます。
1枚1枚の苗箱の重さはそれ程ではないのですが、
1100枚ともなるとけっこう腰にきます!

2枚、3枚と苗箱を運ぶツワモノもおりますが、
ともまる、
もう若くはないので無理せず1枚づつ(笑)。
だって、
この先もまだまだ作業は続く長期戦ですから。

苗箱がある程度並んだら、
苗ならべの作業と並行してプール作り。
へっ?!
プール?!
と、
一般ピーポーの方は不思議に思うかもしれませんが、
そう、
プール。

ブルーシート(通常はビニール)と板で、
水をためられる小さな浅いプール状の部屋を作って、
苗を育てるんです。

去年から挑戦しているプール育苗。
本を読んで、
先輩農家さんから話を聞いて、
いっぱい勉強したつもりになってプール作りに挑んでみたけれど、
いざやってみたら大変でした!

でも、
今年は2年目。
もっとこうしたらいい!
あそこはこう工夫しよう!
そんなポイントがいっぱい出てきたので、
今年はかなり楽になりました。

去年はまず、
プールを完成させてから苗を並べたけれど、
今年は2つの作業を並行してやってみた。
ら、
やっぱり楽チンだった♪

苗を並べたら、
次に寒冷紗という被覆材でおおいます。

急に強い日差しにさらして、
苗が白くならないように。
って言っても、
今年は太陽全然出てないし・・・・。

後は、
一応保温の目的も兼ねて。

1回目の播種1100枚分の苗箱が、
ずら~っと並んだハウス。
3日後くらいに、
寒冷紗をはずした時にはきっと、
緑色の苗になってるはず。
たぶん、
きっと。

天気よくならないかなぁ~。

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平成21年産のお米の直売について、
詳しくは、こちらをどうぞ。

出芽

2010年4月20日 10:50 AM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用農薬による消毒・出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・直売用とビニールハウス・出荷用)

今日は、
9:出芽の様子。

出芽は、
読んで字の如く稲の種の芽を出させること。
その方法は、
育苗機と呼ばれる機械を使っての加温と、
機械に頼らない無加温の2つの方法がありますが、
濱田ファームは無加温で出芽させてます。

温かいビニールハウスの中で、
シートをグルグル巻きにして、
この中で3日間ほどかけて出芽させるんですが・・・・・

今年は寒い!
寒すぎる!!
ので、
ハウスの温度がじぇんじぇん上がらない!
よって、
芽が出てこない!!

予定より2日遅れで、
やっと芽が出てきました。
ホッ。

出芽の様子を、
細くも厳しい目でチェックするともまる。

まだまだ、
モヤシみたいに真っ白で弱っちぃ芽。
これがこの後、
すさまじい勢いでグングン成長していき、
あっという間に緑の絨毯の苗になっていきま~す☆

——————————

お米の直売について詳しくは、
こちらをどうぞ。

黒部の桜・2

2010年4月19日 3:12 PM

昨日は日曜日。
保育園がお休みのcocoを連れて、
先週に続き今週も、
同じ桜の名所に遊びに出かけてきました!

先週はまだ見頃はもうちょっと先かなぁ?
といった感じでしたが、
この日はちょうど満開!

寒い雨の日が1週間続いた後の、
お天気の良い日曜日ということもあって、
たくさんの人でにぎわっていました。

じゃじゃ~ん!
今回はなんと!
ともまるも一緒♪

気温が低くて、
全然芽が出ない稲の苗。
おかげで、
この日予定していた苗箱をハウス内に並べる作業ができないっ!
がび~ん(古!)!!

と、
嘆いていてもしょうがないので、
とっとと出かけちまう事にしやした、
ははは。

うわぁ~い、うわぁ~い、
3週間ぶりの休みだ休みだ♪
4月5月は基本的には休みなしの米農家にとって、
これはもんのすご~くうれしい事です。

cocoも久しぶりにおとーしゃんとお出かけとあって、
かなりのハイテンション!
しっかり覚えた「さくら」も、
目で見て手で触って風で感じて、
しっかりと五感で味わっていました。

小高い山の上の桜のスポットは、
景色も抜群!

こちらは、
宇奈月方面の北アルプス。
宇奈月では、
黒部峡谷鉄道のトロッコ列車も運行が始まったみたいですね。

そしてこの時期ならではの山の恵み、
山菜!
コゴミ、ゼンマイ、ススタケなどなど、
山の中は山菜の宝庫です。

こちらは、
黒部川扇状地と富山湾。

扇状地は湧水が豊富で、
もちろん濱田ファームの田んぼもその恩恵を受けています。

そして海では、
ヤリイカ(もう終わりかな?)・サヨリ・ホタルイカなど、
春の魚が美味しい季節。

日本の各地がそうであるように、
ここ黒部も海と山に囲まれていて、
本当に自然に恵まれているなぁとしみじみ。
幸せです。

そんなおかーしゃんの想いはそっちのけで、
cocoはおとーしゃんと遊ぶ遊ぶ!
ここは、
cocoにとってはちょっぴりチャレングな遊具の宝庫。
おとーしゃんも童心に帰って遊んでました。

もうすっかり、
1人でこぐことも覚えたブランコ。
揺らしてあげようとすると、
「自分(でやる)!」とアピール。

「自分」は、
最近の口癖。
何かにつけて「自分」。
自立の第一歩だね。

ブランコの後ろにも、
サクラ。

長い長いローラーの滑り台の後ろにも、
サクラ。

この滑り台、
けっこうなスピードが出てスリル満天!
何度も何度も楽しんでました。

レジャーシートを広げた後ろにも、
サクラ。

どこもかしこも桜を楽しむことができる上に、
人が多いとはいえ、
でも全然少ない!
場所取りなんてありえないもんね。
この環境、
かなり恵まれてます。
田舎って、
こーゆー時いいです。

お弁当は、
簡単に昨晩の残りと塩むすび。
外でピクニックシートを広げて食べるおにぎり、
最高~!

午前中いっぱい、
桜をしっかり楽しみ、
遊具でいっぱい遊んで帰ってきました。

cocoはその後爆睡~。
ともまるは、
休みといいながらも午後はしっかり仕事仕事!
やっぱりこの時期、
1日休むのは罪悪感ありすぎですから~(笑)。

でも私も、
久しぶりに家族で休日を楽しんで、
気分はすっかりリフレッシュ!
また今週からお仕事全開でバリバリがんばりま~す!

ハウスへの苗出し

2010年4月17日 9:46 PM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用農薬による消毒・出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・直売用とビニールハウス・出荷用)

今日は、
8:ハウスへの苗出しの様子。

種を播いた苗箱を山盛りに載せたトラックで、
ビニールハウスへ運搬。

作業所とハウスが近ければ、
ハウスのすぐ脇で播種して、
播種したそばから苗箱をハウスに入れちゃえば楽なんでしょうが、
離れているのでしょうがない。

フォークリフトで、
苗箱がのったパレットを移動。

準備の整ったハウスの中に運び入れます。

整地したハウスの上は、
フォークリフトで走ることはできないので、
重い重いパレットを楽に移動する事ができるよう、
トロッコに慎重に載せます。

全ての苗箱をハウスの中へ移動させたら、
シートをかぶせてシート内の温度を一定に保たせます。
そして、
9:出芽の行程。

暖かいハウスの中で、
芽を1センチほど出させます。
いつもの天候なら、
閉めきったハウスの中の温度は50度近く(!)にまで上がるんですが、
(でもシートの中は30度前後)
今年は寒くて温度が上がりません・・・・。

本当は明日にでも
10:の苗をならべる作業をする予定だったんですが、
今日確認してみても芽が全く出ていない・・・。

やったー!?
明日は日曜、
cocoも保育園休みだし、
仕事休みだー!?